第2話　機関車 - 輝鞠矢魔兎奈の事件簿Ⅱ（なんかつらいスーザン）

「シュツシュッシュッ！！」

つい最近引っ越してきた長ちゃんこと長島龍弥としては、既にストレスの要因となり始めた汽笛だが、観光客にとっては違うようだった。

『わー、すごーい！！でんしゃだーー！』

無邪気なコメントが飛び交う中で、やけに威勢のいい掛け声が聞こえてきた。

「セェェェェェェェェェイ」

猛暑の中で必死に歯を食いしばる機関車への、熱すぎるエール。

「ねー！おとうさん！なかがみたい！」

さて、次の目的地へと向かいますk…

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