無題 (初恋)

森音藍斗

-

「あのさ」

 その提案は唐突だった。

「俺たち、結婚しないか」

 しかし、彼女は瞬時に全てを察したようだった。

「それはいいアイデアだね」

 そうして俺らは夫婦になった。


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