◇第24話◇こんな一日(1)
昼夜逆転の生活パターンになっている。
正確には、夜、眠らず朝まで徹夜仕事したりして、AM5:30頃から子供を起こしだし、そのまま末っ子と朝の散歩(大抵はコンビニまで)に出かける。
30~40分くらい?のコースになるが、帰り道は普通に歩いているのに、足がよれて心臓はバクバク、息が苦しい。
前日までに子供たち関係の用意は全て済ませてあるので、後は、子供らにとにかく食べさせて学校行く準備の確認。
これらをしていると長男が登校する時間になる。
彼の高校は少し遠いので早めに家を出る。
それから暫くして次男。
それから末っ子、という順番。
三人が(特に下の二人が)無事に登校してくれると、心底ほっとする。
本当は、この時点で氷枕直行したいんだけど、そうはいかない。
とにかく洗濯。洗うのは洗濯機がしてくれるけど干さなきゃ話にならない。
男の子三人の洗濯物、これは半端じゃないので、干し終えると狭いベランダはいっぱいになる。
で、最低限水分補給と少しでも食べられたら食べて朝の薬を飲む。
この前の定期検査で数値が悪くなっていたので水分(ジュースでなくてお茶や水)だけはこまめにとるように。
ここいらで一度目のダウン。
氷枕に身を横たえて眠るというよりも意識が途絶える。
掃除やらなきゃな~とか洗い物溜まってるとか考えるけど限界。
で、寝てると思うんだけど眠りが浅いのか夢ばかり見る。
昏いような夢ばかりで寝汗かいては目覚める。
正直いうと昼間、あと子供たちが帰ってくるまでの意識は、所々欠如しててはっきりしない。
電話には気がつかない時もあるし、取って応対をしたりしている時もあるようだが(後で聞かされて知る)内容の記憶が無い。
一応、起きて洗い物とかも中途半端にやったらしき痕跡があったりするが、これも覚えてない。
子供らが帰ってきてからは、とにかく次の日の準備。
買い物は子供たちに頼む。
夕食は完全に手抜きになった。
自分が数年前まで、パンとかケーキ焼いてたのが嘘みたいだ。麺類でごまかしたり、レトルト、冷凍食品と、なんでもありの現状。
それとあまり長い間、PCの前に座っていられなくなった。
頭痛とクラクラ眩暈がして脂汗がでてくる。
実は今も既にそうで薬を飲み足してきた。けど、どうも限界みたい。
明日の朝散歩、何とかしなくちゃいけないのに。
朝の散歩は末っ子にとって楽しみになってるから。これをしていると違うから。
だからなんとしても。
とにかくPC消して横になって朝まで起きているようにしよう。
──「こんな一日」(2)”昨日のこと”へ
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*この頃のこと*
夏休み明けの9月。
長男は高校一年生の頃。
遠距離通学だったので、早朝の課外授業があった頃は大変でしたが、良く頑張って遅刻、欠席もほとんどありませんでした。
下の二人はまだ小学生。
末っ子との朝の散歩は随分長い間続きました。
わたしは既に持病治療中なのに、今思えば、かなり無茶していたことも多かったなぁ、と。
ただただ、必死だったんでしょうねぇ。
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