第49話 VSおじいさん

ナオキは守蔵と病院の近くの公園にいた


(病院まで出るとわ、どんだけ嬉しいんだあのじいさん)


守蔵「さあ、一度かかってこい!」


ナオキ「いいんだな、それなりに本気で行くからな!」


ナオキは跳び上がり剣を振り下ろす……


ガキン!


守蔵は脇差でナオキの一撃を受け止めた


(ナオキの一撃をあんなもので止めるのか!?)


ナオキは態勢を立て直し斬撃を飛ばすが、最初の斬撃は受け流され、二発目は間合いを詰められ剣を防がれてしまう。


ナオキ「!!!?っく」


ナオキは右足で地面を蹴り、左に跳びのき距離をとるため何発か斬撃を打つ……が守蔵は姿勢を低くし背後に回り込むように動く


ナオキ「来たな!」


ナオキは左足をついて横向きに斬撃を放つ


斜め下方向に打たれた斬撃は姿勢が低くても守蔵に確実に当たる!


ナオキ「やべっ……やりすぎたか」


守蔵「心配無用」


守蔵は渾身の力で地面を蹴り斬撃の下をすり抜けていった


「はや!?」


ナオキ「こんにゃろ!」


ナオキはとっさに防御をしようとするが右足が浮いた状態に守蔵の姿勢が低すぎてうまく防御ができない


ナオキ(右足が着くまで待ってたらもう間合いだ……)


ナオキは地面についている左足を膝から曲げて上に跳び上がる……がそこで終わりだった


守蔵「空中で打てる斬撃は一発……」


守蔵は斬撃をナオキに放つ!ナオキは突発的に反応するが剣を弾かれ空中で大きく態勢が崩れる


ナオキ「ぐあっ……このままじゃじいさんの姿が見えねえ……」


(終わった、これは勝てない……)


守蔵は二発目を今にも打ちそうだ


ナオキ「降参だ!俺の負けだ」


ナオキは落下しながら叫ぶとお爺さんはナオキを受け止めた


ナオキ(……一発、あの斬撃をくらって急に自分が死ぬかもしれないという恐怖があふれ出てきた……)


(殺すつもりは無かったんだろうが……ナオキに放った斬撃はなかなかの殺気があったな、ぎりぎりで受けられる斬撃を打ち殺される可能性を相手に示す、態勢の整ってないナオキにはかなり効いただろうな)


守蔵「まだ道場で教える技は何も使って無いぞ。能力による身体能力のごり押しと経験のみじゃ」


ナオキに圧勝した守蔵の強さに俺とナオキはあっけにとられていた


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転生者エクトプラズマー @kikukikukikukikukikuki9

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