第16話 いざ森へ

翌日、俺は作ったクッキーを狩り人の男に渡すと、俺もクッキーと丈夫そうな木の棒を数本と植物のつるで編んだ紐、シーツ、ランプ、マッチ、着替え、種を持って森に入る準備をした。しかし出発する際ナオキに見つかってしまった


ナオキ「よお!なんだその恰好?どこに行くんだ?」


(こいつ……ほんと見かけない時は数日会わないのに、いるときは急に出現するんだよな)


「んー?いやちょっと木咲の森に行こうかと思ってな」


ナオキ「木咲?何しに行くんだよ?」


(………こいつがどこまで知ってるか分からんが狩り人のあの男から木咲の森の異変を知っていたら止められそうだな……納得のいる理由を言っとくか)


「んーまあ修行かなー、やっぱり実戦で試すのが一番だろ?」


ナオキ「おーーいいな!なら俺も付き合うぜ!一度俺の実力をみしてやろうと思ってたんだ」


(一緒にか、これはこれでありがたいな。確かに俺だけだと危険かもしれないしな)


「分かった、ならここで待ってるから準備してきてくれ、どれくらいかかる?」


ナオキ「いや?いらないよ俺にはこの剣があれば平気さ」


そういってナオキは剣を見せてくる その剣は良く研がれているのが良くわかる。しかし剣の柄を見る限りそれなりに古そうな剣だ


「食事はどうする?今森では実りが悪く、動物探しも大変と聞いてるぞ」


ナオキ「んー……まあ探せば何とかなると思うぞ、一人分なら余裕だろ」


(なんと楽観的な奴だ……俺なんか最初はイノシシにもやられかけてたのに……)


色々不安はあるが俺とナオキは木咲の森に行くことにした


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