第41話 結菜懐妊

芽依と美乃は結菜を通じて

知り合い、雪菜も交えて

仲良くしていた。

光寿郎がアメリカへ出発した

夜、結菜も椿とその夫宗十郎

と箱根の温泉に来ていた。


「ヤッホーイ芽依、

私ね、箱根に来てるんだ‼」


「え箱根なんで?光寿郎さんは?」


「アメリカ‼今日出てったよ。

お義爺様がどうしても仲良しの

お友達のお見舞いに来たいって

仰って、お祖母様もいらしたから

私も来ちゃった。」


「アメリカ?NY?ゲッ!!

今日の便?」

メイの絶句した顔を見て結菜は

ピンと来た。


「ん?メイ・・

あー!!ヤッパリ

( ; ˘•ω・): まさか夏帆も・・・NY💦」


「うん:お察しのとおりだよ。

....チョッチ心配くない?

結菜大丈夫?」



「ん〜いや行きは何人も

いるから大丈夫だけど・・・」


「帰りの空港✈️が

何時も光寿郎はカフェで

一息ついて帰るのよ。」


「そっか‼

夏帆の事だもん。

下調べしてるわね、狙うなら

一緒に帰りません?

食事しません?

とか言って誘うわね。」


「うん。

多分夏帆も本気だと思う。

光寿郎は遊び慣れてるし

女の子の扱い上手いし


大人だし。


夏帆でも振り回されるタイプの

光寿郎は凄く魅力的だとおもうよ。

それに

イケメンで財閥の跡取り

何を取ってもヌケが無い。

夏帆には、理想の彼氏よ

ワタシ、覚悟はしてる・・・かな‼。」


芽衣もそんな気がしていた。

「夏帆そう簡単には諦めないよね。

彼美味しい、ハイスペックだもん。

夏帆なら、逃がす手は無いかな‼

そんな旦那持ってる結菜凄くない?」


「なーに言ってんの‼

心配だらけなんだから﹏W」



「でね‼・芽衣にお願いが

ある。・・」



「W・・・💦来たな!

なんか嫌な予感するんですケド‼」

芽依は結菜の事は長年付き合って

知っている。

何を言い出すのかと

๑ΘдΘ๑┣¨キ┣¨キ*



「試すみたいで悪いけど光寿郎が

どうするか見て見たいんだ。

芽依、見て来てくんないかな?

夏帆と同じ便なら・・・💦


私箱根に来てるって言ってあるし

光寿郎も油断すると思うんだよね。」


「ギエッそーきたかぁ

モニタリングなんて言わないよね。

テッテレー・・・💦とか?」

芽依はふざけながら聞いてきた。


「ハァ?そんな生易しい物じゃ

ないよー

真剣のマジ‼」



「・・マジすか?


分かったった‼。

分かったけど、1人じゃ

不安だから美乃も呼んでいい?

仕事やめて暇ってたから


でもモシ夏帆とホテル行ったら

どうするの?

いいの‼ その時は止める?」


「・・・いいよ。

どーもしなくて、でもその時は

光寿郎は、私には永遠に会えなく

なるかなぁ


‘`,、(๑´∀`๑) ‘`,、’`,、多分‼

どんなに良い旦那でも子供の

教育には良くないし・・・


浮気する旦那は要らないや‼

アハハハ」」


「ええーっエッ!??

何気にコワイんですけど﹏w

は?

ん?子供・・・って‼

結菜妊娠した?」


「うん、

検査薬使って調べたら

出来てた‼( ᷇࿀ ᷆ )んだよね﹏(笑)


病院行かないとだけど・・・

生理も2ヶ月来てないし!

間違いないと思う。」


「ウッワーおめでとう」


「まだ誰にも言ってないから

🙊㊙️内緒‼」


「ウンウン!分かった了解!!」


そう言う訳で誰にも内緒の

約束をアッサリと、裏切り

美乃にパクった。


ああ、美乃だからゆるしてくれ

るはず。

それから美乃と芽依は

光寿郎がどう出るか現場でカナリ

┣¨‡┣¨‡


「ねえ美乃!

もし夏帆とホテル行ったら

なんて言う?」


「芽依ありのままを動画に

撮りましょう。

結菜が妊娠してるって知ったら

あの女、猛アタックして、

ズルズルいっちゃう

かもヨ。


ほら、妊娠中の浮気って良く

聞くし


男のそういう時期なんだから。」


「へ?なんの時期?」

芽依は疑問満載な顔をクルクル

させながら美乃に聞いてきた。


美乃は呆れ顔で


「もう芽依ってなんもしらんの?

男のH我慢⁝( `ᾥ´ )⁝の時期だよー(笑)

まあ、激しいのはNGだけど

普通になら、いいじゃないかな?」


「・・・(´,,•ω•,,)ウンウン普通にって

どうやるの?」


「(;ºДº)ハッモウッ芽依、

恥ずかしいじゃん。

言わすんなバシン」


「(+。+)イテッ」



「私達は結菜の見方なんだからさ

そこ、間違えないようにしょう。


嘘付いても、あの女自分から

結菜に自慢するに決まってる。

私達の嘘は結菜を又傷つけるだけよ。


結菜も覚悟してからの

頼みなんだから・・・‼」


「う・・・うん。

美乃が来てくれて良かった。」


「芽依は彼氏大丈夫?」


「うん。

夏帆の好みじゃないよ。

顔普通だし、背も168だし

まあパイロットが引っかかる

だけで夏帆のタイプじゃないし

普通だし・・・💦」


「パイロットか・・・

充分狙い目と、思うよ!」


「そ・・・カナ?

でも信じてるけど・・・💦

夏帆には注意するよう言っとく‼」




そうして芽依と美乃は

あのカフェに隠れながら

動画を回していた。


そうしたら夏帆の振られっぷりが

露見した。


心配していた美乃と芽依は

お互いクスッと笑いながらデモ

光寿郎の意外な行動に、ホッと

安心したような気持ちでいた。



「なーんか先生に会いたく

なっちゃったー病院迎えに

いこうかなぁ❤」


「私も彼に会いたくなった。

ライ〇しょう。

彼シンガポールなんだ‼

もう着いた頃かなぁー。」


それぞれのパートナーが

急に恋しくさせるのは矢張り

光寿郎のなせる技なのだろうか・・・💦



義祖父、義祖母は海外

義父、義母はロサンゼルス


ハワイでの新しいマーケットが

成功を収め光寿郎も海外を大きく

飛び回るようになってきた。


あの日椿さんと呼んだ友人は

義祖母となった。

あの日あの屋上で飛行機*⋆✈を

見ながら義祖母は遠く海外に

いる宗太郎、夫を想って居たの

ではなかろうか?


ふと大きくなったお腹を撫でながら

そう思う。


光寿郎は結菜と一時も離れ無いと

誓った。


ある程度は妊娠を隠して付いて

回ったが、やはり白旗をあげた。

4ヶ月に入った頃・・・

海外出張が又決まった。


「結菜、今度はイギリスに行くぞ

楽しみだろう。」


「う・・・ううん。

今回はやめとく」



「は?ああ、もう降参か?

海外回るの

あんな楽しみって言ってたのに?」


「(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…やっぱり

セ、専業主婦がんばろーかなぁ

ちゃんとお料理も、家事も」



「いやいやいや何言ってんの?

今まで通り家政婦さんに

頑張ってもらお、なっ‼

結菜は俺と一緒💕決定事項‼」


フフフンフフフン♬♪

何時になく上機嫌な光寿郎は

鼻歌混じりでウキウキしていた。


実はサプライズで結菜の大好き

な本場、イギリスGARDENを

見に行く予定を入れて

やっと時間を確保して結菜の喜ぶ

顔を楽しみにしていた。


「う・・・💦

ちょっと用事が・・・💦」

結菜はアレコレ言い訳を考えて

イギリス行きを阻止‼


「٩💢せっかく時間

取ったのになんだ‼

そんな大事な用事なのか?


まさか・・・💦

俺といるのが嫌なのか?

他に好きな奴・・・でも!?」



「( ꒪∀꒪)ヘッ?」


「・・・違うならちゃんとした

理由を言え、言えないのか?」


「言えない・・・より

・・・怒られるカモ‼」


「怒られるような事したのか?

いつ?俺が居ない時か?」


「いや、むしろ光寿郎の責任

半分・・・みたいな?」



「は?俺の責任?」


結菜はスカートの上から

少し丸くなりかけのお腹をピッ

下腹を押さえて、光寿郎に

披露した。


「ん?少し太った?

アハハ」


「うん。

だからダイエットするって

・・・ちげーし」


「ん、ニタニタまさか

ニヤリ 妊娠なんて都合よく

誤魔化せるとデモ・・・

アハハハ自腹だろー‼」


「し、失礼な‼

殆ど光寿郎と同じもの食べてるし

最近食べる量変わらないし!」


「いやいや

俺の居ない時、美味いの

食ってるだろうアハハハ

しってんだぞー」


とカマをかける。



ドキッ!!アタリ

そう治療のおかげもあり

最近は光寿郎と外食も出来るように

なった。


然し最近悪阻もあってか食欲も

薄れていた。

それをまだ自分が言ったセリフ

のせいだと光寿郎は

まだ後悔しつづけている。


然し身持ち癖と呼ばれる食の

選別は昔からある今始まった

訳じゃない・・・


永遠に食べれるのが

サンシャインマスカット

ドドーンと積み上がったマスカット

が、凄く美味しく

食べても食べても無限に食べたい。


絶対ステーキより=͟͟͞͞🍣お寿司より

この世の何より美味しく感じる。


そんな事を知らない光寿郎は

結菜の自腹だと思い込んでいる。


「とにかく、イギリスは決定‼

良いな‼」

腕を組、半ば睨みつけて強制的に

“はい“

と言わせたがる。




「ダメ、行かない‼ぜーったいヤダ」


「・・・じゃあー、いい!

もういい‼ 誰か誘うからサ‼

高ーい、ホテルも取ってあるし

最近結菜、ご無沙汰だし‼」



「・・・誰?誘うの?

まさか・・・」


「(๑ ิټ ิ)ヘヘッだったらどうする?」


「フウ‼ やっぱりね!」

妊娠宣言はヤメタ

誰かを誘う何て言うヤツを

喜ばせたくない!!


夏帆に落とせなかった男いないし

未遂だけど光寿郎も

夏帆と付き合うつもりだった

みたいだし・・・


「分かった了解!!

夏帆が良いなら、我慢しなくて

いいよ。

行けば良いよ。

夏帆の体は堪らんらしいし!

夏帆も光寿郎大好きみたいだし


アンタら両想いだし

私に遠慮してるなら、悪かった。」


妊娠した事、言わなくて

正解だったワ。

この子は私の子だもん!

大事に育てると、結菜は強い

決心をする。


光寿郎はニヤニヤしながら

「後で後悔するなよ。

時短でデート内容送るからな‼

楽しみにしとけヨ‼」

ハハハと上からマウント取ってくる。


出発の朝

「・・・夏帆も行くって?」


「さあーどうだろうなーぁ‼

俺が誘えば行くんじゃん?

もう結菜は連れて行かねーヨ。」


クッソォンニャロメWww


「光寿郎分かってるよね。

このまま、夏帆と私交代する

けど‼

い・い・ん・だね?」


「勿論、分かってるさ。」

光寿郎はネクタイを閉め

直しながら上機嫌。


「ソ、なら行けば良いよ。

仕事もあるしね。

今までありがとうね‼」


光寿郎も玄関先でニンマリ笑うと

「どういたしまして‼」

と一言呟いた。


🐯Www憎たらしい﹏‼


荷造りはもう、終わっている。

こんな事もあろうかと

日々必需品は確保‼

自分の物は化粧品ぐらい

まあ実家に帰れば不自由はない。


悲しいよりムカつく😤﹏💢‼

W仕返ししたい。


しかも今日は髪も後ろに流し

オールバック

スーツ姿もバッチリ決まり

カッコよすぎジャーン。



「ね、チビちゃん。

パパなんかいらないよねー」

お腹を撫でで・・・チョット

イライラしながら寂しい

情緒不安定‼


光寿郎の出て行ったドアにスリッパ

をガツンとなげつける。

「あ﹏イライラする、ムカツク﹏➽」

ハアハアハアア

あ、ごめん。

とお腹をなでなでチビタンに

謝った。

胎児には悪影響‼


彼は夏帆を迎えに行って一緒に

イギリスへ行くのか・・・

イケイケイケ知るか😠


ハァ

「実家に帰ったらユックリしょう。

ああ、温泉に行こう」


「良いねぇ温泉かー」


「うんうん。

ゆっくりして、お腹の赤ちゃんと

ゆったりのんびり

寝ては起き、食っては温泉‼」


「へえー羨ましいなぁ」

「でしょでしょ‼

美味し物食べて、マスカットたべて

昼寝するし・・・❤サイコー」



「へー美味いよなマスカット‼」


「ん?Σ(ค;՞ω՞)คハッ!!」


「ニヤニヤ(´ㅍωㅍ`)聞いて無かったなw」


「・・・あ(๑¯ω¯๑)アレェ…仕事は?

夏帆迎えに行かないと

夏帆、場所わかん無いんじゃん?。」


「あの子最初から無理」



「実家に帰りたいなら

そう言えばいいのに、

勘違いさせんな‼」


「W 違うケド

帰るなら実家しかないじゃん。

何処いけって━━━━━━の‼」


「本当に妊娠?

何ヶ月?」


「おっしえ無い‼

アンタに教えるのは

勿体ねーし‼」


「( ̄▽ ̄;)は?」


「裏切り男には教えない‼」

「裏切って無い‼キリッ」


「出てったじゃん。ムカッ」


「出てったんじゃない!💢 !

結菜の秘密を知りたかったんだ‼

フリだ‼ ふり‼」


「・・・フリでも夏帆が出て

来るのヤダ‼ トラウマ‼

仕事行かなきゃじゃないの‼」


「結菜、なんで妊娠教えて

くれなかった?」


「・・・ウワ逆ギレ、

忙しそうだし、話す暇無かったし、

又浮気した時の切り札に使うのは

ヤダったから。

妊娠してたら、ここぞと

ばかり浮気するんじゃ

ナイノ‼光寿郎

そこで妊娠したから私のトコ

帰って来てーって言わない為よ!

泣き言はヤなの‼


妊娠、知らなかったら

別れるだけで済むじゃない。」


「結菜、確かに君を裏切り

かけた事はあったが死ぬ程

後悔したの知ってるよね。


もういい加減、許してくれ。」


「うん、許す。

言うのは簡単‼

でも永遠に許せないと思う。

こんなタイミングに出てくる

名前は無理😣‼」



「そうか・・・じゃあ


俺・・・と

距離おくか?

妊娠してる時ストレスは

ダメだし・・・。」


「俺も1人で考えたい。」




「・・・分かった。

そうしょう。

ズ━━━━━━━━━━っと

1人で考えなよ!」





















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る