第27話 元サヤに収まる

朝、又足腰痛い

寝室のゴミ箱はマジ山盛りの

Ohー〇ムの数。



腕枕する光寿郎の腕のキズが深い。

つい撫でて見る。


光寿郎の目が薄く開く。


「もう痛くない?」


「全然。」

結菜の細い柔らかい腰の線が

そそる。

腕に結菜の柔らかな髪の毛が

甘い香りを漂わせている。


「珈琲入れるね。

インスタントだけどクスツ」

ムラムラムラ

立ち上がろうとする結菜の腰を

つい引き戻し抱きしめた。


「ちょっと💦

あ﹏www 」

ああ、エンドレスに続きそうな

この営みは・・・🐒にも負けない‼


ようやく解放されて仕事に出れた。

あ、あんなん毎日だったら

身が持たない。

乗っては下り、乗っては下り

寝れない!(笑)


ふあぁ欠伸も仕方ない(笑)

快適に自転車を飛ばす

昨日までのモヤモヤが吹き飛んだ

眠いけど・・・爽快☀




フアンフアンフアン

光寿郎の車が追い越していく!

朝早くから秘書さんが、迎えに

やって来ると言っていたっけ‼


今日から・・・海外出張

1週間の予定。


「行ってらっしゃーい‼」

の声に応えるように

またクラクションの音が響く。


︎ ┈┈ ✈︎

機内で又夏帆に会った。

向こうは気軽に話しかけて来たが

正直避けて通りたい相手だった。


「光寿郎さん♡

海外出張ですか♡」


「うん。

両親がロサンゼルスに住んで居て

今回は父親の仕事を手伝いに

行くんだよ。」


「うわぁぁぁ素敵

私も明後日の午前中迄

ロサンゼルスなんです。


御一緒しちゃ駄目ですか?」


「いやいやいや仕事ですから。

駄目ですよ。」


「光寿郎さん、あの日の事

残念でしたよね。」


「いや、別に‼」


「あれから光寿郎さんに

連絡付かなくて心配していたん

ですよ。

結菜と大丈夫でした?

結構気強いですからね。」


「ペチャンコにやられました。

もう浮気の “う “の字も

出ないくらいにね。」


「え?・・・💦」


「僕に取っては可愛い恋人

ですからね、泣かせたくないん

ですよ。」


「あ💦

帰り又送りますよ。

一緒に帰りません?」


「いや浮気は止めましたから

結菜だけ見て行きます。」


「だから・・・2人の邪魔

しませんって‼」


「しつこいですよ。

僕は結菜を裏切らない。」


夏帆はイライラしながら仕事を

した。偶然芽依も同じ機内にいた。


結菜から事の次第を聞いていた

芽依は、光寿郎の仕打ちを

眺めながら、



“WWWザマー笑笑(≧∀≦)




空港に着くと、やはり空気は

🇺🇸自由の国America

肩苦しい仕事でも解放感がある。


結菜も連れて来れば良かった。

小さな後悔が頭をもちあげる。


「光寿郎‼」

後ろから声をかけられて振り返ると

愛莉が立っていた。


「愛莉?どうしたんだ?」


「おじ様に、出張の秘書をする

ように言われて来たの

仕事よ!」


「えっ・・・💦だって(⚭-⚭ს)

秘書は、間に合ってるし

それにキミは๑๑๑」


「大丈夫、秘書免許も

持ってるし、海外の株価も

詳しいし、任せて‼」


「いゃー森中秘書(-⊡ω⊡)だけで

大丈夫だよ。」


「いや、社長命令なのよ。

専務のあなたが何も意見出来ない

でしょう。

勿論

森中秘書(-⊡ω⊡)彼もね。


あなたのメリットになるのは

あの🐑ちゃんか、私か

よ━━━━━━━━く、考えたら

良いわよ!ニツコリ」


愛莉と俺と第一秘書の森中と

迎えに来た車に乗り込んだ。

先ず両親の住む家

へと向かう。

飛行機での移動の疲れもあり

寝込んでしまった。


「フフフ可愛い

カシャカシャ」

愛莉は光寿郎の寝姿をスマ〇で

撮った。


「あの、愛莉さん。

写真は本人の許可を取ってからに

していただけますか?

私が叱られますので‼」


「ハイハイ

忠実な執事ってとこね。

でも私達、幼馴染なのよ、こんな

写真何枚もあるの‼」



「はぁ💢・・・知りませんよ。

専務は仕事となれば厳しくなります。

覚悟は出来ていますか?

お金が動くんです。

遊びのつもりなら、お帰り下さい。」



「分かりました

以後気をつけます‼(▽ω▽)」



「はい。

そのようにお願いしますね。

それから社長の命令でも

私を通して下さいね。

第一秘書は わたくしなので‼」


「分かりましたプン」


「クスツ」

森中は跳ねっ返りの愛莉が以外に

素直な事が可笑しかった。



閑静な住宅街の一戸建てに

両親の家はある。

アメリカは広く自由で大好きな

国だ、小学生まで、ここに

住んでいたから

懐かしい友人は沢山いる。

勿論冬や夏の休暇中は日本の祖母

の家で暮らしていた。


愛莉はそんな中で間も

休暇中は何時も一緒にいたし

愛莉もここに短い休暇には

ちょくちょく顔を出していた。

両親とも凄く仲がいい。



ワンワンワンワンワンワン

シェパードのナナが一番に

飛び付いて来た。

俺は押し倒されペロペロペロの

洗礼をうける。

短い尻尾がピコピコ


愛莉にはツーン

女の子同士気が合わないのは

見ていて良くわかる。


「おー愛莉良く来たな!」


背が高く凛々しく光寿郎似のおじ

様が出迎えてくれた。


おば様もキリッとした顔が緩むのが

分かった。

抱き締められていて気にいられて

いるのが良く伝わってくる。


“あのガキ🐑に、渡してたまるか“

ムカムカと闘志が湧き上がってくる!


この1週間で光寿郎の気持ちを

グイッと引き戻して

私が光寿郎の妻になるんだから‼

ヾ(  ̄▽)ゞオホホホ

見てなさいよ!ガキ🐑め‼


闘志を隠しながら普通の仮面を

被る。


「あ、父さん、秘書の森中(-⊡ω⊡)

です。部屋空いてますよね。

彼も一緒に生活しますから。」

光寿郎が森中を紹介する森中は

ピッと姿勢をただし45度の

礼をする。


「(-⊡ω⊡)森中です。

お世話になります。」


「ああ、此方こそよろしく‼

優秀な秘書だと聞いているよ。」


荷物を置いて早速会議に出る為

支度をする。


「まあっ愛莉ちゃん大人に

なったのね、

スーツ良く似合ってるわ‼」


ワンピースからスーツに着替え

リビングに行くと、おば様は

嬉しそうに声を上げた。


「おば様、もう25ですよ。」


「お相手はいるの?」

愛莉はチラッと光寿郎を見た。


「あ💦振られましたけど、

諦めません。」


「まあっ、愛莉ちゃんが・・・

そんな良い男なの?

頑張って、障害物競走みたいな

物よ!勝ち負けでは楽しさが

わからないわ。

恋は楽しむものよ。」


「よーく分かりませんが

エールとして受け止めます。」

クククククク ククク(-⊡ω⊡)(笑)

この会話が(-⊡ω⊡)の👂に聞こえて

きて笑笑(≧∀≦)


(ー_ー)!!

愛莉の視線に気づいて・・・


「じゃじゃ、専務そろそろ・・・💦」


「ちょっと緊張する。」

光寿郎は肩を上下させ

気合いをいれる。


「私も、愛莉さんも付いています。

“ま、いいか“が

専務の応援言葉でしょう。

緊張もとけますよ。」


「ああ、ちょっと待って‼」

“結菜、今から会議だ

珍しく緊張してる、どうしたら

いい?“


結菜にライ〇を、送る。


“大丈夫‼光寿郎なら大丈夫‼

光寿郎が帰って来たら

私、頑張るから・・・💦


「ん?・・・が、頑張るゥ

夜通しOKって事︎🐺」


“約束だからな、嘘でした〜w

は、ナシ🐺‼“


“うん。

楽しみにしててね“


“🐺ウオオーン“


「さてとぉー行くぞ‼」


┣¨‡┣¨‡していた風に見えた光寿郎

がバリバリやる気をみなぎらして

見える。


パンパン顔を叩き気合いをいれる。

やる気は、ヤル気で乗り越える。


(-⊡ω⊡)は?

( ơ _ ơ )え?

2人は一瞬の光寿郎の変化に

唖然‼


ロサンゼルス支社とは言え

バカでかい。

何度も来たはずなのに専務に

なってからは初めてだ・・・


「HELLO光寿郎。

久しぶりー」


元の同僚達に会いに行くとみんな

前と変わらずフレンドリーに

接してくれた。


内心ホッとする。

いよいよ勝負の場に足をむける。

重役達は若造だとバカにするはず

昔の上司もいる。


プレッシャーの戦いだけど

日本に帰ってのお楽しみが

背中を押す。

(結菜とヤれる。🐺)


余裕、余裕、鼻歌まで♬♩♬♪♩♬♪

(-⊡ω⊡)と、( ơ _ ơ )秘書の2人は?


「ねえ、森中、光寿郎どしたん?」


「コラコラ、秘書新米のくせに

俺呼び捨てはヤメロ

森中さんだろ‼」


「チッいいじゃん。

光寿郎より下なんだからね。

アンタ‼」


「コラ‼ 口の利き方気を付けろ‼

俺はお前の上司です‼

愛莉さん。」


「私が光寿郎の嫁に

なったら速攻首にするから‼」


「な・れ・た・ら・な‼」


「どうした?2人とも?」


「ああ、申し訳ありません。

参りましょう。」

森中(-⊡ω⊡)は愛莉をチラ見し

顎で行くぞとクイクイ


「クッソー💢 )クソッ」

と思いながらも愛莉は従うしか

無かった。


ドアを開けると重役達が注目する

一礼をして中に入り専務と書かれた

場所に座る。


しばらくして社長が入ってきて

一通り紹介されて全員が、

光寿郎を見る

視線はやはりキツイ眼差しが

大半だ‼


.。oO((結菜とヤれる。)

「只今紹介にあずかりました

九条光寿郎です。

私は隅々迄目を光らせ

いい社員は何処らそこらから

引き抜き、私情は挟みません。


皆さんも肝に命じてください。

私は平等に上司、部下関係なく

引き上げ又は降格をします。

若いからと甘く見て頂くと

こまります。以上‼」

流暢な英語力で重役達は驚いて

いる。


パチパチパチパチパチパチパチパチパチパ

チパチパチ


(-⊡ω⊡)と( ơ ᴗ ơ )はホッと

一安心。


いよいよプレゼンが始まった。

光寿郎の切り口は父親より

厳しいと評判になった。


これで役員も他の社員も、

光寿郎に一目置くように

なって行くだろう。



次の会議は明日だ

日本和菓子の店を開く又別の

会議‼

もう既にめぼしい、日本の

老舗には話が行き、店舗を

探す事になっていた。


朝森中から

「昨日社メールで店舗の

オファーが来ています。

九条スイーツのブログを見たそうで

ぜひ一緒にやりたいそうです。」


「おっ、本当うか?」


「はい。

なんとローレンス夫妻の親戚らしく

信用なる相手と思います。」


「社名は?」


「American7です。」


「今急上昇の?

American7か?」


「そうです。今日にでも会って

決めたいそうです。」


「よし、場所と時間を設定して

くれ。」

(Www決まれば早く帰れる。)

(結菜に会えるぅ﹏๑🐺)


場所はローレンス夫妻の

ホテルのレストランだった。


American7のCEOマイクが

ローレンス夫妻に光寿郎が来てる

事を話したら、場所を提供して

くれた。

秘書は1人森中を連れていった。



金髪で背が188ぐらいの若者

彼も27で同い年だった。


堀の深くアメリカ人特有の鼻の

高い、ローレンス夫人と同じ

青い目をしていた。



「やあ光寿郎だね。

叔母が良く話してくれてるよ。

君に会うのが凄く楽しみだった。」


「はい。夫妻には特に良くして

頂いています。」


2人は同い年でもあり話がまとまる

のも早かった。


契約にお互いサインをして

写真を撮って、終わりのはずだった。


「光寿郎、いつまでロサンゼルスに

滞在するんだい?」


「一応、週末迄の予定だったけど

早く帰るつもりだよ。」


「えっ‼ 叔母が招待するって

言って張り切っているし

しばらく一緒にあそばないか?

俺も休みをとるよ。


ロサンゼルスに住んでたそうじゃ

ないか、せっかくだし

俺の友人にも紹介するよ。



BBQパーティをしょうよ。」


「え‼(断る訳にも行かないか?)

うーん(❛︵❛.;ก)


分かった、お邪魔するよ。

夫妻にも会いたいし。」


「よし‼ 決まり‼

楽しみにしてるよ。」


その日はそれから軽い昼食を

取ってマイクと握手をして

別れた。
















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る