修学旅行1

「皆さん右手に見えるのは、富士山です。皆さんはこれから、富士山の豊かな自然を味わってもらいます。」

ただいま、バスの中だ。1日目は、富士山のふもとで、バーベキューをして自由行動だ。

「兄さん、見てください。今日は、よく晴れてくっきり見えますよ。」

「あら、太郎君こっちにはお菓子がありますよ。」

左には凛空、右には楓。両手に花のはずなのに、お腹がいたくなってきた。

「楓さん?あんまり調子に乗らないでください。」

「凛空さんも調子に乗らないでく出さいますか?」

もはや顔と顔がくっつきそうな距離まで睨み合っていた。

「まぁまぁ、楽しい修学旅行にしようよね?」

2人は、座りなおした。

「そろそろ、富士山につくから、降りる準備をしろ。」

キャンプ場につくと、バーベキュー用の食材がグループ事に分けてあった。

「じゃあ、私が食材を切るから凛空さん切った食材を串に刺して貰えますか?」

「わかった。じゃあ、兄さん私が刺した食材を、焼いてくれますか?」

「わかった。どんどん焼くからいっぱい食べろな。」

1回目が焼き終わったころには、全ての食材が串に刺さっていた。

「じゃあ、焼けたし2人ともどうぞ。」

「さすがに私たちだけで食べるのは、、、」

楓が、何か閃いた感じだった。

「はい、アーン。」

焼いた食材を口まで楓が持ってきてくれた。

「ありがとう。いただくよ。」

食べようと口を持っていこうとすると、そこには、串しかなかった。

「ちょっと、なんで凛空さんが食べるのよ。」

「兄さん、私は、もうおなかがいっぱいなので代わりに焼きますのでどうぞ。」

「ありがとう」

楓を見ると頬をふくらませていた。


ご飯を食べ終わると自由行動。クラスのみんなは富士山の自然を味わったり、運動してたりした。

「じゃあ、兄さん。行きますよ、バラ園に。」

「バラ園なんてあるんですか?」

「あ、少し歩くが、バラを使った色んな物も売ってるんだ。」

「やっぱり、太郎君は、なんでも知っていますね。」

「私が調べたんです!!」

「まぁまぁ、凛空。ほら、ついたぞ。」


バラ園なだけあって、入口には、バラのアーチ。バラの浮いた噴水。バラの匂い。バラ尽くしだ。

「やっぱり、バラはいい匂いですね。太郎君。」

「兄さん、当たりですねこれ。」

「あぁ、早速回るか。」

「「はい!!」」

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