第9話 ちんすこう

「ちんすこうが食べたいー!」


 沖縄好きの友人が叫びました。んじゃ、とりあえず作ってみますか♪

 とはいえ、私もちんすこうは二度しか作ったことがないので、復習がてらプレーンのものを焼いてみましょう。


【材料】

小麦粉 150g

砂糖  60~80g

油   60~70g


 プレーンなら材料はこれだけです。

 まず油ですが、正式なちんすこうは豚さんのラードを使います。

 ご家庭にあるサラダ油でも「ちんすこうもどき」ができるので、今回ちょっと両方同じ分量で作って食べ比べてみましょうか。


 小麦粉は薄力粉、砂糖は粉糖を使ってみますね。


 まずは油と砂糖をよく混ぜます。ラードは室温に戻しておくことをおすすめします。

 そこに小麦粉を投入。よく混ぜます。

 しっかり混ざったらポロポロの生地をひとかたまりにまとめて、16~32等分して適当に形を作り天板に並べます。厚みは10mmくらいまでがいいかな。

 180度に余熱したオーブンで15~20分焼けば完成。外より先に中に火が通るので、外の焼き色が薄くても大丈夫ですよ。

 焼き上がったら、粗熱が取れるまではそのまま天板に置きっぱなしで。熱いうちは、脆くて崩れやすいのです。

 完全に冷めてからが食べ頃ですよ♪



 完成品が冷めたところで、いざ試食。

 スーパーで売られているチューブ入り精製ラードを使ったからでしょうか。サラダ油もラードも味はほぼ一緒でした。自分で豚さんの脂身からラードを取ったら、おそらく違ってくるでしょう。

 今回の試作は上記分量の最大量で作ったので、ちょいと甘め。かつ、油が若干多めで少々硬めの仕上がりでした。乾いているはずなのに、油で表面ちょいとベタついてましたしね。

 ラードのほうがサラダ油より若干硬めの仕上がりになるようです。と言っても、できたてなら気にしなければわからない程度の、かなり微妙な差ですが。

 時間が経つとその差はハッキリ。サラダ油はポロポロ崩れやすくなります。サラダ油のほうが酸化しやすいので、ちょっと油の匂いを感じやすくなります。



 プレーンで作るなら、今の時期なら塩をひとつまみ分加えて軽塩ちんすこうにするか、バニラエッセンスなどで香りづけしたほうが食べやすいかもしれません。今回の完全プレーンも、個人的には悪くないと思いましたが、あまりにもあっさりしすぎているというか……素材がものをいう、小麦と砂糖の味。

 後日油60g・砂糖60gで作り直してみました。このほうが味としては上品ですね。ついでにちょびっとバニラエッセンスを加えてみました。このほうが、やはり美味しく感じられます。香りの効果は大きい。


 砂糖を黒糖に変えたり、上白糖や粉糖を使った生地にココアや抹茶やきなこなどを混ぜて味つけするのも良さそうですね♪

 味つきは後日実験してみましょう。加える量は各10g前後ってところだろうな。


 とりあえず、今回はここまで。中途半端でごめんなさい。

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