新生医学宣言　自然治癒力を引き出す日本の自然療法

山下安音

はじめに

　自然治癒力を引き出す自然のパワーの原理は、人間存在の根源を見つめなおすことによって、開かれる神秘の世界です。インド哲学は創造主との関係性に基づく真我に覚醒する時、超能力が開化することを発見しました。自然治癒力の鍵は、生命存在と創造主との関係性によってのみ開かれるものなのです。

　アフリカゾウは、陣痛促進作用のあるボラージ草を活用するそうです。なぜ、動物は、その草に効能があることを嗅ぎ分けたのでしょう？神秘的だとは思いませんか？インディアンは、村の子たちが具合が悪い時、病気の時、地球にすっぽり包み込ませるアーシングの波動療法を試みます。穴を掘って、その中で、瞑想状態に入るよう、地球の懐に子どもの癒しを託すのです。これは、地球という生命体への信頼が高いですね。これらは、物質的な次元だけでなく、精神的な、霊的な次元での閃きがなければ、試みようとはしないものです。

　「アンネの法則」は、山下安音が、創造主なる神様との関係性の中で見つけ出した、Soul Revolution を解き明かすものです。古今東西の自然療法の研究成果から学び、体験を繰り返すことで会得した癒しと覚醒の原理です。

　安音は、２０歳の時、アンネの日記を読みました。アンネは、「もし、神様が私を生かしてくださるなら、私は、オーストリア市民となって、世界と人類のために働きます」との祈りを捧げていました。その願いがかなえられないままアンネのいのちは、世界情勢、ドイツ政治によって、殺されました。あまりにも酷い。理不尽すぎる。何の罪もないいのちが、こんなにも輝くいのちが、無残に切り捨てられていく世界の現状を変えようと、安音は決意しました。このアンネの志を私が引き継ぎ、生涯の間に、アンネのこの祈りを実現することをこの時誓いました。この決意の種がこの時、宇宙の畑に落ちたのだと思います。そうして、いつの間にか、安音は、平和学と、天然循環療法、修復的医学を研究するようになり、小さな覚醒の体験を積み重ねてきました。

　その過程で、出会った、真理の数々は、かけがえのないものであり、人類の遺産として残すべきものだと感じています。

　安音は、タラソテラピー（海水療法）の体験から、自然療法を学び取ろうと海岸沿いのアーシングや海水浴を楽しんでいました。ある時、海にプカプカ浮かんで、空をぼんやり眺めていたら、「バーン」と未知なる世界が開けました。「えー。私という存在は、地球と宇宙と一体であり、共同体の関係性にあるのだ」との悟りが訪れたのです。突然の閃きでしたが、心から同意する真理だなぁという実感です。共同体という生態系の関係性でいのちあるものはつながりあって、そして存在を許されているのだと感じています。ガイヤという概念は理解していましたが、頭の理解ではなく、魂そのものがこの原理の中に生きるようになったのだと思います。ワンネスにつながったんですね。

　安音にとって、環境は、自分を育みそだててくれる抱擁のエネルギーに満ちている存在です。同様に、創造主なる神様も、抱擁に満ちた存在です。だからこそ、安音は、環境を汚染したくないし、環境と共存共栄の関係性を築く文明とその真理の認知を人類共同体にもたらしていくことが必要不可欠だと考えているのです。

　そんな、安音から見た現在の人類の営みは、宇宙と自然の摂理、まことのなかのまことである真理を見失っている状態にしか見えません。特に、現在医学の酷さ、ひどさは、目にあまるものがあります。これらはすべて、いのちという存在とそのシステム、仕組みへの覚醒が遅れているからだと考えられます。ですから、「新生医学宣言」によって、生命の摂理への気づきとその真理を解き明かすことが必要だと感じられるのです。

　よって、古今東西の覚醒者の命の摂理への悟りと覚醒に耳を傾けて、同時に、優れた自然治癒力を引き出す道を学び取り、オリジナルの自然療法をここに書き表そうと決意しました。

　『自然の力で治す』アンドレアス・ミヒャールゼン著を拝読しました。「彼は、優れた医療とは、自己治癒のプロセスを促す医療であって、自己治癒のプロセスを薬によって抑え込む医療ではありません。」全くその通りだと思います。しかし、残念なことにこの本には、日本の自然療法がまったく盛り込まれていません。日本には、世界の自然療法が紹介されているのに、日本のオリジナルの自然療法が世界では知られていないということを痛感いたしました。これはもったいない。日本には、森林と海陽の資源と言う豊富な自然療法の波動空間があります。天然循環療法の食材も豊富です。これらを活用する道の気づきがあれば、日常に持ち帰って、豊かな暮らしと共に、自らの健康管理能力を高めることができます。こられの修復的医学の知恵は、実践する人々に恩恵をもたらすはずです。

　コスミック・アーシング瞑想は、海にプカプカ浮かんでぼんやり空を眺めること、ゼロヒィールドに身を任せることによる瞑想法です。無理なく、瞑想状態に入ることができ、地球や宇宙との一体感を体感できれば、この私と同じ悟りが魂に宿れば、創造主との関係性を開く道にも招かれます。創造主と共にある真我に覚醒すれば、自分の病の歪みの根源を悟っていくことができます。エゴを手離し、自分の存在の本当の意義と使命に目覚めれば、創造主と共に生きる人に与えられる超意識、超能力が開かれて行きます。

　創造主は、あなたを、私を忘れることなく、見守っていてくれているのです。創造主が定めた真理に従いましょう。真理こそ、私たちを自由にしてくれるものです。自己中心の世界観から、神中心の世界観へのワールドシフトを果たすことができた人には、まったく違う宇宙と自然の世界観が開かれます。エゴイズムを手放すことが、「コスミック・アーシングの世界、神の国」の中で存在できる必要条件です。日本人に欠けているのは、この真理だと安音は、感じています。

●新生医学宣言　自然治癒力を引き出す日本の自然療法 ◆タラソテラピー（海水療法）と森林浴【フィトンチッドの働き】量子力学の電子の働き、還元力に目覚めること！！！

https://www.youtube.com/watch?v=rg68GhVmRqg&t=64s