第3話

自己紹介③

その勘違いは遡ること、幼い日に戻る。

私は今は他人同然の「かよ」が当時大好きだった。妹にもとられたくない子供のエゴ。妹には可哀想なことをしたが、その経験を活かして三兄弟の中で、唯一結婚が叶ってる。それは私には無関係事項なのだが、幼き日のあの言葉に「トラウマ」が発生していたのだろう。彼女は「アダルトチルドレン」に成長してしまった。母の「おねいちゃんだから」我慢する。という厳しい躾とそれすら知らない私の「かよの夫はいつもいつもまぁの取材に応じる事」という甘えたさに、つい最近まで、呪縛されていたのだ。勿論、世間はほっとかない。私は独身希望組なので「私をかよから引き離す囮」が必要と考えた文化は、私を虜にしようとハッスルした。私のお気に入りだった「ごろにゃあ」もその一人だったという。「ごろにゃあ」には「かよ」の「私の旦那様全部がまぁに取られてしまう」が聞こえたから、一緒懸命「まぁ」好みの仕事を引き受けたと、後で教えてくれた。


そんなわけでクラウン?の彼女の家に私が嫁げば良いと、かよと母は思ったらしく「不吉な名前を変えて」「ウチで一番の花嫁さんね」と安心して笑っていた。それが私には同人誌の話は着々と進める私にはパートナーが居なかった。唯一の手のり文鳥のりっぴーは初めて出来たマブダチだった。親友の条件を考えていた私は(恐ろしくも)殴り合いの喧嘩が出来る人じゃないと親友と呼んではいけないと己を縛っていたから、好意で仲良くしてくれた子には、負けて初ジェットコースターを体験した。私にとってジェットコースターは、和合の内にいれていたからだ。だから(地下アイドルを崇拝する追っかけみたいな)憧憬の念しか持てない彼女は「友達」じゃないと誰かに発言した覚えがある。そして、転職後の彼女の仲間と彼女の母が彼女を代表して「絶縁宣言」をした。優しくあたたかい彼女には塾でも学校でも、幼馴染みとして、仲良くしてもらった。彼女の母にも珠に通学の助けを行ってもらった。彼女のイラストを描く能力を高く評価していた私は、今は穏やかにしている。当時はボッチの私が高く評価する事で苛めに合っていたのか?それとも、私が仲良くしてもらった、売れっこ声優さんとの仲を、取り持とうとする事で、ファンからの苛めが、絶え間なくあったかは、知らないままだ。 でも今の彼女の母は最近まで私にストーカーする事を止められず、さながら中毒患者の様。

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