雪うさこワールド 攻略本

雪うさこ

田舎の犬と都会の猫

市役所について

◇背景についての概要

本日は、主人公の田口くんと保住さんが勤務する市役所について記載したいと思います。


舞台となる「梅沢市」は、架空の名称設定になっております。

モデルは作者が勤務している職場が位置する都市。

人口28万人。

もう少しで中核市。モデル都市は数年前に中核市に移行済みですが、移行前の設定で書いています。

地形的には山々に囲まれた盆地で、夏は湿度が高く蒸し暑い割に、冬は雪が多いという土地です。


ちなみに、田口くんの出身は、梅沢市から離れた小さな町の設定です。それについては、今後本作中で触れますので割愛いたします。


市役所は、本庁業務(総務、財務、税務、政策調整、建設、観光等々)の他に福祉センター(健康福祉等々)、市立図書館、市立保育園、消防署、水道局、各支所、公民館、多目的ホール、音楽ホールなど業務や働く建物は多様で、約2000人の職員が勤務している設定です。

ちなみに、田口くんの前職は『農政部農業振興課農業振興係』です(長い)。


市役所のトップは首長くびちょうである市長。そして、副市長ときます。副市長は、大概、よそ(国や県)からの出向組が担うこともありますが、梅沢市の場合は、職員が上り詰められる最高の地位となります。ですから、入庁して、トップを目指したいという出世欲のある職員は、この「副市長」を目指しているのです。なにせ、2000人の頂点に立てるのですから!


通常の昇進システムですと、40代前後で「係長」。その後、「課長」「次長」「部長」と昇進します。「部長」クラスになると、数が限られますので、漏れてしまった職員は支所長などに回されることになります。

寄って、保住さんが30歳ちょっとで係長に昇進するのは異例中の異例ということになるのです。



現在、二人が所属するのは、教育委員会になります。

教育委員会は、市長ではなく、教育長をトップにします。これは、行政が教育に口を出すことなく独立した意思決定ができる仕組みにするためです。

教育委員会事務局長に座っているのが澤井さん。

文化課長は佐久間課長です。

二人は、教育委員会文化課振興係に勤務です。文化課には、他に総務係、文化財係、埋蔵文化財係があります。文化課で取り扱う案件は、遺跡系や、文化財系、市民の文化活動の支援などです。

振興係は、主に市で運営する音楽ホールや、星野一郎記念館の事業サポート、市民芸術祭、市民美術展などに関わっています。


と、いう設定です。

あくまで架空の設定です。事実は異なる点が多々あるとは思いますが、そのことに関してはお許しください。本職の方、すみません!



特殊な環境ですね。

某市役所の方たちと仕事上、お付き合いがありますが、ともかく「ブラック企業」。

不夜城の部署もあるし、市民のニーズは多様化していて、本当に大変なお仕事だと思います。いつもありがとうございます。



(近況報告からの転載)

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