第27話

Al「私この頭脳パン大好きなんだよね」


Mg「その話は前回やったよ」


Al「そうだっけ。昨日のことなんかもう覚えてないよ」


Mg「そんな忘れっぽくて大丈夫なの?」


Al「過去は振り返らないようにしているから」


Mg「他人との約束もすぐ忘れる人の常套句じゃん。乱用するとやめられなくなるよ」


Al「そんな危険な物みたいな言い方しなくても」


Mg「危険だから言ってるんだもの」


Al「じゃあ言わないようにする。何だっけ?」


Mg「早すぎるよ。五行前の話は忘れないで」


Al「私が忘れた時点では四行前だったよ」


Mg「四行前の話も五行前の話も忘れないで」


Al「過去は振り返らないようにしているから」


Mg「それが今忘れた話だよ!!無限ループになっちゃう」


Al「それは置いといてさ」


Mg「置いとかないでよ」


Al「ミグちゃんは何パンが好き?」


Mg「だから無限ループになるよスタートに戻ってるもの」


Al「話って難しいね」


Mg「とりあえず五行前の話は覚えよう」


Al「私は甘誓の章が好きだよ」


Mg「は?いきなり何の話?」


Al「五行の前の話」


Mg「えっ・・・・書経だよね。書経が五行の前?元になったとか?」


Al「よくわからない」


Mg「よくわからないことをいきなり言うのもやめようね」


Al「うむ任せて。ところで私この頭脳パン大好きなんだよね」


Mg「だからスタートに戻らないで!!無限ループになるって!!」


Al「私陰陽五行だと木の何かなんだって」


Mg「よくわからない話はやめようってさっき言ったでしょ」


Al「さっき・・・・?


あ。今忘れた。何故なら六行前の話だから」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る