第26話


Al「あぐぁ!!」


Mg「どうしたの!?」


Al「口の中噛んだ・・・・」


Mg「食べながら喋るからだよ。大丈夫?」


Al「だいじょばない。あぁメロンパンが一部赤く染まってしまった」


Mg「(ゴクリンコ)その赤い部分だけ頂戴」


Al「くらすぞきさん!!」


Mg「尋常じゃないキレっぷり!!」


Al「私の食べ物はパンくず一かけたりとも渡さない」


Mg「わかったよごめんね」


Al「痛い・・・・。また口内炎になりそう」


Mg「またってそんなよく口内炎できるの?」


Al「2か月に1回くらい口の中噛むから」


Mg「えぇ・・・・。それだと辛い物あまり食べられないね」


Al「辛い物は食べないから別にいい」


Mg「そうなの?」


Al「うむ。辛味って痛覚からくるらしいじゃん。それを欲するとか変態じゃん。食べた後も辛い思いするし変態じゃん」


Mg「そこまで言わなくても」


Al「だから私は辛い物なんて食べないもぐもぐ」


Mg「辛い物食べなくてもパンばかり食べているから栄養足りなくて口内炎になるんじゃないの?」


Al「サラダパンだよ」


Mg「聞いてないよ。ほんとご当地パン好きだね。さっきのマクワウリ型のパンもそうだよね」


Al「アレをアーモンドでもラグビーボールでもなくマクワウリって言うとか正体を知っている人だけだと思うんだけど」


Mg「それは置いといてさ」


Al「置いとかないでよ」


Mg「他に好きなご当地パンってあるの?」


Al「大阪で食べた牛すじ入っているカレーパン」


Mg「それ辛い物じゃない?」


Al「でもカレーだから」


Mg「何に対してのでもなの。他には?」


Al「梅干しが入ったパン」


Mg「それも口内炎にきつそうじゃない?」


Al「でも美味しいから」


Mg「美味しいのはわかるけどもっと口内炎でも大丈夫なやつ食べようよ」


Al「じゃあ栄養ある頭脳パン食べるよ」


Mg「普通に栄養豊富なやつ食べようよ」


Al「でも門司港で食べた焼きカレーも美味しいから」


Mg「パンじゃないけどまたカレー!!実は大好きなんじゃん」


Al「うむ。好いとーよ」


Mg「!!」


Al「何か?」


Mg「今のもう1回言って」


Al「えっ、やだ」


Mg「じゃあくらすぞきさんって言ってさっきのトーンで」


Al「何故・・・・。もう家着くから帰るよ」


Mg「残念・・・・。またね。口内炎早く治るといいね」


Al「アフター辛い炎だからね」


Mg「全然訳わからないよ。大体口内炎とご当地パンの話だったね」


Al「他に語ること無い炎だからね」


Mg「全くよくわからないよ」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る