第25話


Al「ミグちゃんの好きな色は?」


Mg「また急に何」


Al「いいから」


Mg「えぇ・・・・っとね。灰色かな」


Al「灰色。えーと灰色灰色・・・・」


Mg「うん?何それ。心理テスト?」


Al「うむ」


Mg「アルちゃんがそういうの見るなんて。占いとかも信じなさそうなのに」


Al「信じないけどなんか面白そうだった」


Mg「あぁ、そう」


Al「ちなみに何で灰色が好きなの?」


Mg「なんとなく私っぽいかなって」


Al「髪色だけじゃん」


Mg「アルちゃんは?」


Al「金色」


Mg「何で?」


Al「お金が好きだから」


Mg「えぇ・・・・」


Al「あと金髪だから私っぽい」


Mg「お互い自分の個性を髪色で決めるのやめようよ。というか心理テストのこと忘れていたけど結果は?」


Al「金色が好きな人はお金が好き」


Mg「それアルちゃんだけでしょう」


Al「そんなことないよ。金色好きは絶対お金好きだよ」


Mg「結局アルちゃんは心理テストとか信じるの?」


Al「信じないよ。あれ統計学的なやつでしょう?」


Mg「統計的なものだったら信用できるんじゃないの」


Al「大多数がこうだから絶対これみたいなの好きじゃないね私は」


Mg「そう・・・・。さっきの金色好きな人に対する偏見もアルちゃんの中での統計学じゃないのと思うけど」


Al「ぎゃふん」


Mg「ところで心理テストって統計学なの?」


Al「適当に言った」


Mg「ちょっと」


Al「ちなみに占いはカウンセリングの一種だよ」


Mg「そうなの?」


Al「適当に言った」


Mg「おい」


Al「でもカウンセリングは必要だよね。だからそういう意味で占いには存在意義あるなと思う」


Mg「どの立場から言っているの」


Al「人間心の拠り所ってほしいものじゃん。人生の指針を決める参考にもなるよね。そういう使い方するのに良いと思うよ」


Mg「結構真剣に考えてるね」


Al「私金色好きだからね」


Mg「それは全く関係ない」


Al「それは置いといてさ」


Mg「置いとかないでよ」


Al「女性がこういうの好きになるのわかるなと思ったよ。読んでみると面白いよね。こういうコンテンツもアリだよね」


Mg「白々しい。適当だし。何かアルちゃんのことだから腹黒い本音がありそう」


Al「腹黒い本音なんてないよ。裏なんてない」


Mg「占いだけに?」


Al「人の心理を読まないでよ」


Mg「心理テストだけに?」


Al「私の台詞全部取らないでよ・・・・」

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