第15話


Kr「無性にショートケーキが食べたい」


Tm「何急に。クリスマスが近いから?」


Kr「あぁそれもあるわね」


Tm「そう。じゃあ働いてお金稼いで買ってくれば?」


Kr「嫌よ面倒臭い」


Tm「言うと思った。そうだクリスマス近いことだし私が仕事プレゼントしてあげようか?」


Kr「そんなプレゼントしか貰えないなら一生悪い子で良いわ」


Tm「いやそものそもであなた子供じゃないでしょう」


Kr「精神年齢は子供だから」


Tm「自分で言わないで。少しは大人になってよ色々」


Kr「それは置いといてさ」


Tm「置いとかないでよ」


Kr「私クリスマスプレゼントが貰えるなら自由が欲しいんだけど」


Tm「既に充分持っているでしょう働いてないんだから」


Kr「でも自由にケーキ食べたくてもお金無いと買えないじゃない

  これじゃ全然自由なんて言えないわ」


Tm「知らないわよそんなの。それなら仕事して自由に買えるようにしなさいな」


Kr「食べる自由の為に遊ぶ自由を手放してどうすんのよ。本末転倒じゃない」


Tm「いやだから知らないってそんなの」


Kr「私は食べる自由も遊ぶ自由も両方欲しいの」


Tm「欲張りめが・・・・」


Kr「あなたは欲しい物何か無いの?クリスマスプレゼント」


Tm「えっ。うーん」


Kr「五月雨式で悪いけど年末年始に出す課題は出来たの?」


Tm「まだ半分くらい・・・・」


Kr「今日出した宿題の添削は?」


Tm「さっき終わった。出してない生徒も居たから」


Kr「じゃあその課題を作れば終わり?」


Tm「いや他にもいくつか・・・・」


Kr「ふーん・・・・。

  ズバリ年末は休める?」


Tm「ギリギリかも・・・・」





Kr「欲しい物何か無いの?」


Tm「・・・・自由が欲しいです」


Kr「でしょ?」


Tm「でしょじゃなくて。言わされただけじゃない!!」


Kr「確かに言わせたけど聞いた限り時間が欲しいのは間違いないでしょう?」


Tm「ぐっ・・・・」


Kr「まぁあなたは立派な大人だからクリスマスプレゼント貰えないけどね」


Tm「」ブチッ

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