魔法について根掘り葉掘り聞かれました

月夜桜

魔法について根掘り葉掘り聞かれました

 質問者様は、異世界ファンタジーを想定しているみたいですが、この回答に於ける作品は現代ファンタジーとなります。まず前提として、私の作品には〝魔術と魔法〟の二つが存在します。(その他にも神技などが存在しますが、質問とは関係ないため割愛いたします) ここでは、その双方を比較しながら書きたいと思います。



質問A群(必須)


 0-1 作中において、作中世界における理解とは別に魔法についての設定はありますか? 例えば、信仰の対価とされているが実際には自然法則の一つである、というように。


 A. あります。魔法とは、その場に存在しないモノを顕現させ、物理法則に無理矢理干渉する技法です。例えば、魔法で火を起こすためには、点火源となる魔力だけが必要です。

 もっと簡単に言えば、何も無いポケットの中から突如としてビスケットが出てくるようなものです。

 一方、魔術とは、その場に存在するモノを使って存在させられるモノを顕現させ、物理法則に無理矢理干渉する技法です。例えば、魔術で火を起こすためには、点火源となる魔力と酸素が必要となります。燃焼の継続には酸素が必要となる物理法則は変わらないため、行使限界 (魔術的・魔法的法則に対して、物理法則が元の法則に戻そうとする働き) に到達しにくいという利点があります。

 簡単に言えば、何も無いポケットの中にビスケットの材料である小麦粉や牛乳、ショートニング、バター、砂糖を入れれば、その材料と引き換えに完成品が出てくるようなものです。


 もし存在するなら、これから答えることについて必要に応じて二つの解答を用意しなさい。その場合、裏設定の方を()で括るか、別の方法で区分すること。

 

 0-2 人間は存在しますか? 存在しないか、メインの種族ではない場合、これからする質問に出現する人間の単語を、主に活躍する種族に置き換えて答えて下さい。

 0-3 その種族について簡単に説明して下さい。


 A. 上記、省略させていただきます。



 ・魔法(あるいはそれに該当するもの)とは何ですか? 端的にその概念を説明して下さい。


 A. 0-1に追記して、魔法は、発動に時間が掛からない代わりに、効果や事象干渉性 (一度の行使でどれだけ物理法則に上書きして物理法則に反した力を行使できるのかを示すもの。一般に、事象干渉性が低ければ低い程、物理法則を改変しにくくなる) に比較的、期待出来ないものの事を言います。また、魔法を使う為には適性が必要で、万人に使えるものではありません。加え、魔術よりも物理法則に反した力の為、行使限界が早く来ます。

 一方、魔術は、魔術式 (魔術の根源を成す術式。これが魔術の本体と言っても過言ではない) の起動時間が掛かる代わりに、効果や事象干渉性が高く、練習をすれば適性がなくとも行使することが出来ます。但し、魔術式の起動にはかなりの慣れが必要です。


 ・その世界における魔法的分類を箇条書きで述べなさい。また必要に応じて説明を加えなさい。


 A.

 ・固有魔法

 ・精神干渉魔法

 ・回復魔法

 ・浄化魔法

 ・対抗魔法

 ・禁忌魔法

   ・上記の内、固有魔法以外はそれぞれ低級、中級、上級魔法、C級、B級、A級軍用魔法に分類されます。また、A級軍用魔法には、A級戦略魔法も含まれます。

 

 ・古代魔法

 ・精霊魔術

 ・固有魔術

 ・現代魔術

 ・古代魔術

 ・対抗魔術

 ・儀式魔術(大掛かり過ぎるものは、主人公以外の使い手が居ない)

 ・結界魔術

   ・これらも、精霊、固有魔術以外はそれぞれの等級に分類されます。精霊魔術は、精霊と契約する必要があります。


 ・その世界における魔法的生物の分類を箇条書きで述べなさい。必要に応じて説明を加えなさい。別途、人間について述べなさい。 


 A. 魔法的な生物ではないが、神話的生物なら存在する。長くなりすぎる為、詳しくは、ラヴクラフト氏のクトゥルフ神話を参照。


質問A+α(出来れば1~3は必ず答えて下さい)


 1・魔法の発動に必要な要素を箇条書きし、それぞれに説明をつけ加えなさい。


 A. 魔法の場合

 ・大気中の魔素: 大気中には、酸素分子よりも小さい魔素と呼ばれる物質がある。魔法や魔術を行使するものは、これを取り込むことで体内で魔力に変換することが出来る。

 ・魔力: 上記の通り。

 ・想像力: 魔法も魔術も、総じて想像力を具現化する (つまり、イメージ出来ないものは行使することが出来ない) 技術であるから。

 ・魂: 魔法等を行使する際に、生体構造図セフィラマップ──魂へ紐付られた個人の霊的内臓図──へ働き掛けるから。


 魔術の場合

 ・大気中の魔素

 ・魔力

 ・想像力

 ・材料やそれに準ずるもの

 ・魂


 2・例外について述べなさい。


 A. 例外として、魔術触媒を必要とするものがある。主に、世界の根幹に作用するもの(例えば、時間を止めたり、短縮したり、加速したりするようなもの)である。また、このようなものは、精神力や寿命等を代償にするものが殆どである。


 3・魔法についての専門用語を全て書き出し、一つずつ定義を説明しなさい。


 A. かなり膨大な量になる為、重要な物のみを抽出。

 ・対抗魔法(若しくは魔術): 発動された (若しくは起動された) 魔法等を打ち消す為のもの。

 ・魔導的鼓動エーテルバイタル: 上記の魂に負荷を掛け過ぎないためのセーフティ。

 ・行使容量アクティブキャパシティ: 一度に行使し続けられる魔法等の量や魔術式を起動状態で待機しておける量の事。これもセーフティの一種である。

 ・即興改変: 呪文をその場で改変して威力等を操作する事が出来る。言葉ではなく、音に置き換えて行使することも可能。但し、暴発の危険性が高まり、通常よりも魔力の消費が激しくなる。理論上は、無詠唱での行使も可能。

 ・多重行使マルチキャスト: 連続して同じ魔法等を行使する事。

 ・三重唱トリプルスペリング: 魔導的鼓動を無視し、一回の詠唱で複数個の魔法等を行使することが出来る技法。トリプルと付いているが、基本的に制御されるのが三つという理由だけで、これ以上の行使も可能。

 ・付与効果エンチャント: 魔法等に様々な効果を付与する事が出来る。

 ・予唱魔術ストックスペル: 魔術式を深層領域に構築し、起動式を展開する第一工程 (魔術式の展開) から起動式を起動させ、魔術式を展開する第二工程 (魔術の発動) の途中で止めて、詠唱を完全に省略して魔術を行使する技法。行使容量を使用する。魔法でも同様。


 ・魔法は万能ですか。


   yes→a か a-1

   no→b



 b 魔法とは何かを再び明らかにし、魔法で出来ることと出来ないことについて述べなさい。


 A. 魔法や魔術とは、人間等の生物が扱う為に世界のシステムに組み込まれた存在である。故に、死んだ者を生き返らせる事だけは出来ない。それは、神の管轄であるから。   

 



質問B群(できるだけ答えて下さい) 



 ・魔法の発展の歴史について概略を述べなさい。


 ・約5,000年前、日本の高校生が異世界へ集団転移

 ・それを助けに行った神の一人 (自称、現人神) が自身の創造した世界 (高校生が転移させられた異世界) と地球を融合させることに。(元々、起源が同じ兄弟世界の為、可能であった)

 ・上記の実行の際、特異点シンギュラリティが出現。

 ・4,500年前。本来、世界の自己修復機能によって修復されるはずであった特異点だが、何者かの干渉によって修復されず。以降、特異物が出現するように。

 ・4,000年前。融合させた神や当該高校生、有志の者がこれらを討伐し、干渉している者を倒しに行く。(この時点で、無政府状態の国も存在する)

 ・3,000年前。元凶を倒すも、ほとんどの国が無政府状態へ。以後、徐々に科学力を回復させると共に、魔法を浸透させる。これらの存在により、科学技術の発展はかなり遅い。


 ・魔導書は存在しますか? するとしたらどのようなものですか?


 A.【黙示録】: 大まかな未来が書かれている。


 ・魔法による環境問題は存在しますか?


 A. ない。


 ・戦争において魔法はどのように使用されますか?


 A. 主要な戦力として扱われる。


 ・日常生活において魔法はどのように使用されますか?


 A. 使える人は使っている事が多い。それこそ、家事とかでも。


 ・商業的活動における魔法の利用について答えなさい。


 A. 防腐や運搬などに使われる。


 ・迷宮、あるいは冒険者にまつわる魔法の利用について答えなさい。


 A. 存在しない。


 ・人間以外の知的生物による魔法の利用に特筆すべき所があれば答えなさい。


 A. 特にない。


 ・動物的存在と人間社会から見做されている生物による魔法あるいは魔力の利用について述べなさい。


 A. いない。(魔法等の対象は、人間を対象に作られている為。稀に、動物が使っているのを目撃される場合もあるが、そういうものは基本的に猫又等の妖怪や幽霊と言った霊的存在である)


 ・魔法的特質と身体的特徴(あるいは身体)に関係がある場合は述べなさい。例えば、髪の毛の色は魔法属性を表す。髪に魔力が溜まるので伸ばす、血液や身体の一部が魔法行使に役立つ、などです。


 A. 生体構造図の関係で、魔法等は心臓に近い方の手 (基本的には左であるが、内臓逆位などの人は逆) で行使する方が効果が高いと言われている。

 

 ・使い魔は存在しますか? どのような存在ですか?


 A. 存在しないが、人形等に魔法等を付与して動かす事は可能。


 ・鑑定魔法は存在しますか? するとしたら、その仕組みについて答えなさい。


 A. 鑑定と言うよりは、解析。世界の中心である【世界樹】に記録されている禁書目録アカシックレコードから提供されている情報。禁書目録は、同じ系譜の【世界樹】の存在する世界全ての情報 (個人がその日何をしたか等の事細かな情報を含む) の総称である。


 ・契約魔法、あるいは隷属魔法は存在しますか? するとしたら、その契約あるいは隷属を担保しているものは何ですか? その仕組みについて答えなさい。


 A. 魂の繋がりが【契約】の基本的な担保である。また、ものによっては術者の血を媒介する場合もある。

 

 ・治癒魔法は存在しますか? そのメカニズムについて述べなさい。


 A. 存在します。対象の自然回復力を高めることによって、急速な細胞分裂を促し、傷口を塞ぐ。つまり、寿命を縮める事によってその場は死を免れるということ。


 ・奇跡と魔法の差異、あるいは関係性について述べなさい。


 ・生と死にまつわる魔法は存在しますか? 例えば、治癒魔法の蘇生、ネクロマンシーなどです。存在する場合、霊魂は存在しますか?(実体二元論を採用していますか?)

 蘇生やネクロマンシーのメカニズムについて述べなさい。


 A. 蘇生は不可。但し、霊魂を身体に憑依させることは可能。


 ・攻撃魔法について述べなさい。


 A. その個人によって使い方があるので、一概と攻撃魔法等と分類できません。


 ・攻撃魔法はどの分野においてどのように発達してきましたか?


 A. 上記の通りです。


 ・魔法の教育機関や魔法教育の普及の状態について述べなさい。


 A. 個人的な師匠に師事することが一般的だが、国家が主導して育成している国もある。


 ・科学的手法による探求は行われていますか?


 A. 魔法や魔術を科学的な手法で探究しているかという質問であるなら、答えはノーです。

   

 ・魔法による環境問題は存在しますか?


 A. ない。


 ・地域的な魔法の普及率を答えなさい。


 A. 日本を前提に考えると、普及率は40%程度です。

 

 ・魔法の専門家の仕事や職業、就職について答えなさい。


 A. 軍人や技術者が多い。待遇は他の職よりもかなりいい。


質問C群(該当する方は答えて下さい)


□ 魔法は何らかのエネルギーを消費して行うものですか?


 もし、そうであれば以下の質問に答えなさい。


 ・どの程度の規模で魔法的エネルギーは利用されていますか。1~3の中から選択し、具体的な説明を記述しなさい。2を選択した者は後述の質問にも答えなさい。


 1 専門家の個人的利用に留まる

 2 道具に使用される

 3 電気のようにインフラに一般的に利用される

 

 A. 国家によるため、一概には言えないが、日本を基準に考えると1である。戦闘の専門家、つまりは防衛軍などが使用している。



□ 属性は存在しますか?


 もし、そうであれば以下の質問に答えなさい。


 ・属性とは何ですか。人は何を属性と呼んでいるのですか。


 A. その魔法や魔術を構成する根本的な概念。人は、発現した魔法や魔術のイメージを属性と呼ぶ。



□ 魔力、マナあるいはそれに該当するものを利用しますか?


 もし、そうであれば以下の質問に答えなさい

 

 ・どういった形で利用しますか。A~Eより最も近しいものを選択した上で、文書を以て概要を記述せよ。


  A 体内に存在するエネルギーであり、魔法行使者がそれを消費することで魔法が発現する

  B 大気中に存在する

  C 何者かから与えられる

  D 例えば、魔石のような形で存在し、魔法はそれを利用した技術である

  E それ以外


 A. B。大気中には、魔素と呼ばれる、酸素分子よりも小さい物体が存在しており、人はそれを体内に取り込むことによって、それを魔力に変換し、魔法等を行使するための燃料とすることが出来る。また、生体構造図を改造し、無限魔力高速増殖炉を有した者は、魔素から魔力に変換した際に発生する、劣化魔素と自己の極少量の魔力をぶつけ、劣化前の魔素に還元、それを再び取り込んで魔力へ変換するのを繰り返すことで、半永久的に魔力を供給することが出来る。但し、生体構造図を改造した時点で人間ではなくなる。


 ・魔力と魔法の差異を説明しなさい。


 A. 魔力は燃料、魔法は事象への干渉方法。 


 ・魔力と感情の間に関係性はありますか。


 A. ある。感情が高ぶると、制御が不安定になったり、効果が高まったりする。


 ・魔力は精神や肉体に影響を与えますか。


 A. ない。


 ・負の力はありますか。正の力とは作用する方向がどう異なりますか。


 A. 使い手によるため、一概にどうこうとは言えません。

 

 ・魔力は自然法則とどのように関わっていますか。魔力を内包した場合のメカニズムについて語りなさい。


 A. 魔力そのものが自然法則 (物理法則) に作用することはない。


 ・魔力による環境問題は存在しますか?


 A. ない。



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