第13話 朝の話① 発表トレーニングについて

 次の日、朝の会の話で先生からの提案があった。

「発表は聞いている人の様子を感じ、聞いている人に合わせて話すと良かったね。」

みんなを見回す。

俺達も、そうだよというように頷く。

先生は、それを見届けた上で、

「みんなにそんな発表ができるようになってほしい。

でも、すぐには難しいね。」

と続けた。

俺は、全く同感ですという思いで頷いた。

ニッコリ笑顔で

「まず、私が朝の話で、こんな風に話すと良いよという例を示すよ。

そうすれば、みんなもどんなふうにやれば良いか、分かると思うんだけど、どう?」と聞いてきた。

先生が、まずやってくれるの?

お手本を見せてくれるということかな?

ふ〜ん、なんかよくわからないけど、いいんじゃないと思った。

みんなもそんな感じだった。

準備が整ったのを先生も感じたようだ。

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