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一隊は 緩やかな弧を描きながら河添を行き

カーブをするたび 後ろの方で

裸の男が3人 つながれて来るのが見えた

その男たちの体は 散々叩かれた傷があった


暫く行くと 広い河原で一団は止まり

先行く男たちが 馬にまたがり

白い飛沫しぶきを上げて 河に入り

やがて 少女たちの檻も入って行った


河の流れは緩やかで 水嵩みずかさも床ぎりぎりで

しかし 檻は大きく揺れ 水が行ったり来たり

少女たちは なるたけれないように

すそをたくし上げ 毛布を掲げ 互いにしがみ付いた


ただ一人 まだらな髪の少女だけが

別の隅の方で 揺れるがままに身を任せ

ばしゃりっと水に濡れても気にもせず

水面みなもをじっと 眺めていた


檻は 右に左に 上に下に

水面が緩やかだとして 河の底では渦を巻き

檻引く馬の脚がすくわれないよう

檻を囲って数人の男たちが並行した

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