異島奏芽 初期設定では全登場人物中最凶かつ最狂だった少女

異島奏芽の初期設定

異島奏芽いじま かなめはもっとも改稿が多かったキャラです。途中でキャラ設定が変わったことが原因です。

『大正地獄浪漫』はもともと5巻完結を予定していました。それは4巻完結となったことで4巻に2巻分詰め込むことになったのですが、さすがに2倍のページ数にはできません。ページ数を削ると、異島奏芽の特異なキャラを充分に生かすことができないため、大幅にキャラ設定を変更しました。

今回のおまけでは初期設定の異島奏芽の狂気の愛とその結末をお送りします。


異島奏芽は初期設定では、『大正地獄浪漫』中で最凶かつ最狂のキャラとしてデザインされました。完璧超人の片目永遠と並んで後半を彩る強烈なキャラでした。

そのまがまがしさと狂いっぷりをご堪能ください。最後に蓬莱霞がゲヒルンを去った後、片目衆に参加した者たちが心にいただいていた秘めた思いも暴露されます(刊行された中にはこの部分はありません)。

なお、異島奏芽の戦闘能力は人形女給兵団四天王の中ではふつうですが、特殊な状況下においては物語中最強である人形屋籐子を互角かそれ以上という設定になっています。特殊な状況とは、五感の使えない状況です。「耳目の奏芽みみめ の かなめ」と呼ばれる由縁です。


●異島奏芽

【年齢】14歳(大正四年時点) 11月生まれ。【身長】158cm【身長】46キロ

【設定】

人形のように美しく無表情な少女。長い黒髪。目は大きく黒目がち。そのため黙っているとかなり怖い。二つ名は「耳目の奏芽」。両方の性器を具備する半陰陽。蓬莱に心酔している。前面に出て戦うと雨が降ることが多い。

感情を見せないが、恋愛依存症あるいは性依存症に近いほど強い劣情を持っている。ふだんの性格は素直で落ち着いている。

栞に対しては異島分家と本家という関係のため、きつく当たっている。

名前の記載はないが、1巻(211ページの副長)、2巻(21ページ、23ページ)に登場している。蓬莱は知らないが、2巻で奏芽は両方の性器で蓬莱の相手をつとめた。

錐刀もしくは忍び刀を使う。

【特徴】

・常に無表情で感情を見せない

・昏い美しさ

【本文引用】

異島奏芽は蓬莱の後を継いだ人形女給兵団三番隊の隊長で、白い肌と冷たい目が特徴的な美少女だ。ただ半陰陽なので少女と呼ぶのはおかしいかもしれない。長い黒髪で目が隠れそうな前髪が気になる。



●異島家について

異島家は放任主義に近い教育を行うため、各人の能力の差や持っている能力の違いが他の鬼の一族に比べると大きい。そのせいか自己主張が強い者が多い。また、そのためいさかいも起こりやすく、本家と分家の争いもそのひとつである。



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