乙女椿の花影にひっそりしめやかに薫る百合の芳香

乙女椿の花影にひっそりしめやかに薫る百合の芳香

おぼろつきよさんの紡ぎ出される女の子達の物語が好きです。

スンっと空気を吸い込むとほのかに香る、彼女たちの体温と湿度。
それがとても心地よいのです。

その場に居て、見て来たかの様な、少し霞かかったおぼろげな記憶を揺り起こされるよな不思議な切なさも魅力。

描かれてらっしゃる風景が、学生当時から現在、とてもとても身近な場所なので更に物語にのめり込ませていただけました。

場面がまなぞこに浮かび、ラストはヒヤリと背中に一筋汗を感じたりしました。



乱文失礼いたしました。