ふたりぼっち 2

紫 李鳥

ふたりぼっち 2

 



 空き箱の


 ポチは


 ひとりぼっち




 冷たい


 雨に


 ふるえながら




 ポチは


 いつも


 ひとりぼっち




 だから


「ポチ」って呼んで


 抱っこしてあげた




 ぼくには


 かあさん


 いないけど




 ポチにも


 かあさん


 いないから




 ぼくと


 ポチは


 ふたりぼっち







 だから


 さみしくなんか


 ‥‥‥‥ない

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ふたりぼっち 2 紫 李鳥 @shiritori

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説