応援コメント

第7話 お前が恋しい」への応援コメント

  • エミールへの手紙。勢いで出してしまっていれば良かったですね。読み返してしまうと躊躇いが出てしまうので。
    何も変わらなかったかもしれないし、もしかするとエミールづたいで親に何か伝わったかもしれない。たらればでしかないですが。

    作者からの返信

    そうですね、出していたらそれだけでも気持ちが吐き出せたことにもなりますし。
    エミールにはフランスを象徴させるような気持ちもあって、自分が去った国には助けを求められないというのも少しイメージしていました。いずれにせよこれでさらに孤独を深めてしまったかも知れませんね。

  • 無知は罪だと、つくづく思いました。なぜ自分がそうはならなかったのか。たぶん、巡り合わせでしかない。こんな理不尽で恥知らずな行為がたった今現在もどこかで起こっているんだと思うと、本当に自分が情けなくなります。
    考えさせられます。本当に、ありがとうございます。

    作者からの返信

    巡り合わせでしかないというのは本当にそうですよね。誰にでもその立場になる可能性があって、それはその環境の人間関係の結果でしかなくて、ガチャみたいな。何が材料になるかは分からないし、浮いていればいるほど対象になりやすいだけで、本当は誰でもいいのではないか、とも思えます。スケープゴートに飢えている社会ならなおさらですね。
    こちらこそコメント有り難く頂戴しています。感謝です。


  • 編集済

    『助けて。僕はどんな人間だったっけ? もう分からなくなった。思い出させて。』

    この部分にぐっときました
    他人に否定され続けると本当の自分がわからなくなって、他人から見た自分が本当みたいに錯覚してしまう

    周りに頼れる大人がいるといいのですが…ちなみに私も中三で辛い時期に頼れる大人はいませんでした
    そのせいか、今でも大人不信がどこかにあります
    自分も大人なのにね
    彼の気持ち、ずしりと自分のことのように感じてしまい、辛いです

    追伸 決して不愉快ではないです、筆足らずで申し出なかったですっ(´;ω;`)

    作者からの返信

    ぴゅうさん、この小説を読んで頂けるなんてとても嬉しいです!

    上のひと言も拾ってくださってありがとうございます。こういう状況に置かれた人間の自分を失いそうな不安や怖さが書けていればと思います。

    ご自身もつらい時期を過ごされたんですね。この小説はかなり率直に書いているので人によっては不愉快に感じられるところもあるかと思います。
    紘一に頼れる大人が現れるか……よければこの先も見守っていただけたら嬉しいです。
    コメント、ありがとうございます!

    追伸
    あ、ぴゅうさんのことではないですよ。
    この話が必ずしも万人に共感されるものではないという意味です。主人公の考え方や展開を不愉快に感じる人もいるだろうということで、それは自覚しています。
    こちらこそ言葉足らずでお気を遣わせてすみません!

    編集済
  • エミールに実際には送らなかった手紙の内容が紘一くんの本音ですね。
    自分ではどうすることもできない現実に苦しんでいる紘一くん。
    誰にも言えず誰にも気づかれない地獄のような毎日。
    エミールが恋しくなる気持ちが分かります。
    でも、その後は連絡も途絶えてしまったんですね。
    あまりにも辛いです。

    作者からの返信

    もうここまで読み進めてくださり、ありがとうございますm(__)m
    手紙に本音をぶちまけたものの、行き場はなかったようです。エミールのことはフランスという国を象徴するものとして出しました。離れた以上もう過去のものになって、だから手紙を出しても無駄なことで。
    目の前から去ると人は忘れてしまうものかなと思います。過去にも今いる場所にも縋れないという感じが出せていればと思います。

  • エミールに手紙を出さなかったのは残念でしたね。

    それにしても、親って案外子供のことがわからないんですよね。注意していないというか。
    イジメに気づいてあげられれば大分違うんでしょうけどね。

    作者からの返信

    そうですね、状況が変わらないにしても、彼には本音を見せてもよかったのに…隠してしまいました。

    いじめの難しいところは、本人が周りに隠してしまうことだと思います。このぐらいの年頃だと演技することを覚えて、必死で気づかれないようにしてしまうので、親でも見抜けないのかも知れませんね。

  • あっという間に読み進んでしまいました。「は! 続きがないっ」と今、寂しい思いでいます。
    読んでいて色々と勉強になります。母親に何も言えなくなってしまったのも辛いですね。

    作者からの返信

    シェリー様、
    見つけて下さり、一気にお読みくださってありがとうございます!お言葉とても嬉しいです。これから紘一がどうなっていくか、よろしければぜひお付き合いくださいませ。
    そして、早くも星を沢山頂戴して感激しています。本当にありがとうございます!

  • この手紙、もし出していたらどうなっていたか…遠いフランスのエミールは間違いなく心を痛めたでしょう。でも、きっと年齢的に無力だった。
    それでも自分の本音を書けたこと、『 Tu me manques aussi(僕もお前に会いたいよ)』の言葉を送れたことは、紘一くんにとって一時でも救いになった、と思いたいです。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。
    出していたとしても何も変わらない、ですよね。エミールにさえこんなものは見せられないと思ったのでしょう。「お前に会いたいよ」というのが最大限のひと言だったと思います。

    編集済
  • エミールにとって自分は黒歴史だと思ってしまったんですね。お互い「恋しい」と確認しあえたら良かったのに。

    地獄の門、確かにエグい、ドロドロしてますね。頂上にある「考える人」像が「僕」と重なります。もっと幼ければこんなに苦しまないのに。( ノД`)…

    作者からの返信

    相手にとって自分は黒歴史。紘一の思考回路がちょっと出てますかね。外国語はいかようにも訳せるところありますが、心細さから恋しいと感じてしまったのは紘一の方だったのかも知れません。
    地獄の門はじっくり見ると結構こわい彫刻ですね。
    色々感じて下さってありがとうございます。


  • 編集済

    「取り返せない物事の象徴」がエミール……そうですね。出せないけれど、書かずにはいられなかったんですよね。

    作者からの返信

    エミールとの関係は読む方によって色々解釈されると思います。僕自身もこの男の子を分からないままにしています。
    ただひとつだけ、エミールを自分が去った国の象徴のように捉えて書いた部分もあります。取り返せない物事の象徴というか。
    だから、手紙を書いても無駄なのです。