第13話 俺ハレの世界はどうなっているの?

蘭華  「蘭華で~す。」

蘭菊  「蘭菊で~す。」

蘭華蘭菊「みなさん!こんにちは~」


蘭菊   「今日は、俺ハレの世界について説明しま~す。」


蘭華   「異世界なんだから!異世界です!ってだけでいいのよ!」


蘭菊   「それじゃ分からないでしょ! お話が進む舞台がハッキリわからないと、読んでくれる人もイメージできないじゃない」

蘭華   「適当でいいんじゃない」

蘭菊   「もうそれは蘭華ちゃんだけよ!」


蘭華   「はいはい! 分かったわよ。私たちが住んでいる融合国についてでしょ」


蘭菊   「いいえ、その前に、聖人世界と魔人世界からね」

蘭華   「俺ハレの第18話で先生が話していたじゃない!」

     → 俺ハレの第18話 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897447174/episodes/1177354054897484860


蘭菊   「そうね。大体はその通りなんだけど、もう少し詳しく説明しましょう」

蘭華   「えぇぇ、もういいじゃん! 第18話参照で終わりじゃん!」


蘭菊   「それじゃ分からないでしょ! さて、俺ハレの世界には、とりあえず、聖人世界と魔人世界があるの。」

蘭華   「とりあえずって・・・もしかして、まだ、世界があるの・・・」

蘭菊   「私たちが知っている世界だけが世界じゃないわよ!」

蘭華   「マジですか! いきなりの新事実! 裏設定! この話読んでいない人には全く分からないわよ!」

蘭菊   「いいじゃない。私たちのお話しのボーナス特典と思ってもらえば。フフフ」

蘭華   「ま、まぁ、私はべつにいいけど・・・」


蘭菊   「とりあえず、今の俺ハレの世界は、人の住む聖人世界と魔人世界からできている。これが大前提よ」

蘭華   「了解!」


蘭菊   「次に、それぞれの世界には王が9人いて、それぞれの国を作っているの」

蘭華   「そのうちの一つが、私たちのいる『融合の国』でしょ」

蘭菊   「そう、『融合の国』の王様は『融合の神』の最初の神民なの」

蘭華   「神民って?」

蘭菊   「それは、また別に説明するわ。今は王が神民となることでその王の国はその神の恩恵を受けることになるの」

蘭華   「すなわち『融合の国』は、『融合の神』の恩恵を受けているってこと」

蘭菊   「そう。だから、融合の国では、融合加工を行うことができるの」

蘭華   「もしかして、他の国ってできないの」

蘭菊   「そうよ。知らなかったの」

蘭華   「知らないわよ!」

蘭菊   「そっか・・・まぁ、そうなのよ。」

蘭華   「そうなんですか・・・」


蘭菊   「融合の国のように、その恩恵を与える神によってその国の性質が決まっているの」

蘭華   「ということは、聖人世界にある9つの国すべてが、そうなの」

蘭菊   「正解!聖人世界には9つの国があり、それぞれの神の恩恵を受けているの。それが、国の名前と性格を表しているの」

蘭華   「『融合の国』以外の8つの国ってどんななの?」

蘭菊   「それ以外の国は『医療の国』『飼育の国』『修羅の国』『情報の国』『兵器の国』あと三つは知らない」

蘭華   「知らんのかい!」

蘭菊   「だって5歳なんだもん!わ・た・し!」

蘭華   「えーっ、ここで5歳設定アピールですか!」

蘭菊   「別にいいじゃない。」

蘭華   「まぁ、いいですけど・・・」


蘭菊   「そして、聖人世界のそれぞれの国は、対になる魔人世界の国とつながっているの」

蘭華   「それが門でしょ!」

蘭菊   「蘭華ちゃんかしこーい! 大門、騎士の門、中門、小門いろいろあるけど、基本的には、対となる魔人世界の国とつながっているのよ」

蘭華   「さっきから対になるって言っているけどどういう事?」

蘭菊   「魔人世界の国も、私たちの国と同じように、王がいて、神様がいるの」

蘭華   「と言うことは、それぞれの魔の国が神の恩恵を受けているってことよね」

蘭菊   「そう!しかも、もっとおもしろいのが、対になっている聖人世界の国と魔人世界の国は、なぜか似ているってことなの」

蘭華   「どういうこと?」

蘭菊   「例えば私たちのいる『融合の国』に門を通じてつながっている魔人世界の国は『結合の国』」

蘭華   「なんか紛らわしいわね・・・」

蘭菊   「神の恩恵なんかほとんど同じね。だから中には『魔の融合国』っていう人もいるぐらいよ。」

蘭華   「へぇ・・・と言うことは、他の国も同じってこと」

蘭菊   「そうね・・・聖人世界の『飼育の国』は魔人世界の『畜産の国』と対をなしているし、『情報の国』は『通信の国』とセットになっているわね」

蘭華   「まぁ、だいたい国名で神の恩恵がどんなものか分かるわね・・・」

蘭菊   「その方が便利でしょ!」

蘭華   「なんと安直な・・・」


蘭菊   「はいっ! ということで、今日のおさらい!」

蘭華   「えっ、もう終わり?」

蘭菊   「一つ! 俺ハレの世界は、とりあえず聖人世界と魔人世界がある!」

蘭華   「ハイ!」

蘭菊   「二つ! 聖人世界には、9つの国があって王と神がいる!」

蘭華   「ハイっす!」

蘭菊   「三つ! 神によって、その国の性質が異なっている!」

蘭華   「ウッぃす!」

蘭菊   「四つ! 聖人世界の国と魔人世界の国は、門によってつながっている!」

蘭華   「オイッす!」

蘭菊   「以上! ここテストに出るからしっかり勉強よ!」

蘭華   「イヤっす!」

蘭菊   「・・・・」

蘭華   「・・・・」

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