第2話 アルバイト始めました(2)

蘭菊  「それじゃ、メルアさんの話、行くね。」

蘭華  「・・・うん」


蘭菊  「メルアさんは、ヨークさんの割れたおちょこを買いに、一般街まで行ってたの」

蘭華  「今度のおちょこは、夫婦めおとおちょこだったんだって、いいなぁ。私も・・・・ぽっ」


蘭菊  「でもね、半魔で獣人のメルアさんは、一般街で、男たちにいじめらるの。」

蘭華  「街中歩いただけで、いじめるって、どんだけひどい世界なのよ!」


蘭菊  「それで済んだらよかったんだけど、その時に運悪く第一の神民兵のジャックが通りかかったの。」

蘭華  「私、あいつ嫌い!」


蘭菊  「私だって!ジャックはね、メルアさんのおちょこを踏みつぶして壊しちゃうの・・・」

蘭華  「あいつの頭にかかと落しを食らわせてやりたい!」


蘭菊  「さらに、ひどいことに、警備任務と称して、メルアさんを斬って殺しちゃったの。」

蘭華  「あの殺人オタク!いつかあいつにも同じ目にあわせてやるうぅぅぅ!」


蘭菊  「蘭華ちゃん!ここは、別世界だから、神民たちの悪口を言っても大丈夫だけど、元の世界に戻ったら、絶対しゃべっちゃだめよ。」

蘭華  「そんなこと分かってるわよ!」


蘭菊  「まぁ、ここを出ると、ここの記憶はなくなるらしいですけどね。」

蘭華  「なに!そのインチキ設定!」









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