狼なのに、狼になれなかった女の子が掴む、ハッピーエンドの大恋愛

狼でありながら、狼の姿になる事ができない『半端者』として群れの中で生きる、不遇な女の子が主人公。

彼女は好きな人がいますが『半端者』として扱われているため、結ばれることが出来ません。

それでも、自分の不運さに負けずに、今私に出来る事は何か?と常に考え、行動し、最後まで諦めない姿勢を貫くヒロイン。

大好きな彼を遠くから見るしか出来ない彼女の恋心や、結ばれるためにひたむきに努力を重ねていく姿に心打たれます。

自分らしく生きるため、自分の居場所を作るためには、立ち上がって戦わなくてはならない!

恋愛、という枠を越えて『生きる』というテーマに迫るほどに練られたストーリーと、(処女作とはまるで思えない)素晴らしい文才で綴られる物語を是非!

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