デュランタ

白い縁取りのスペードみたいな

花びら

それは私

この紫が好きな色


いつか見た、

成人式の振袖の女の子が纏った色と同じ

五枚の花弁だけど

きれいでしょ。


盾に連なる兄弟や

姉妹が一緒


だけど、いつかは

離れ離れになってしまう。


寒い冬を越えて

やっと、蒼い空を見ることができた。

また誰か、見てくれるといいなと

思いながら

風に揺れる。


明日は雨かな

落ちないように

頑張らないと

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る