第22話 プチっとな☆

夜のとばりが近ずく、夕暮れの中


「あれ!?何か変?」とちほちゃん


「少し、ゴッちゃん(ゴキブリ)の身体が小さくなってる!!」


「そう言えばもうすぐ日没!」と茉莉花ちゃん


「茉莉花ちゃんのタロット占いでは・・・「大トラブルは日没まで」よね」

とちほちゃん


28回目の背負い投げの最中、ゴッちゃん(ゴキブリ)の身体から

怪し気な、煙りが出始める


「あれえ?」掴んだ触角が小さくなる 


そして、ゴッちゃん(ゴキブリ)の身体が急に、軽くなる。


背負い投げして、地響きとともに巨大な身体が、

地上にふり降ろされるはずだった


ぱさ! とても小さな物が、地面に落ちる音


ぱさ、小さな小さなゴキブリが、かさかさと音をたて、

沙月ちゃんから、逃げようとする。プチッ!! 踏みつぶす


「・・・・・」深いため息とともに思わず、へたり、と座りこむ。


「勝った・・・のね」目頭が熱くなり、涙が浮かぶ


「夕焼けがとっても、綺麗」夕日を浴びる、沙月ちゃんをはじめとする

同級生、先生、TV局、学校の一同さま

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る