第30話 買い手


「ダイヤモンドか····。それは難しいだろうなな·····。」


ザークからエヴェルティア(未確宙領域)で発見した小惑星を譲り受けた俺はそこで採れるダイヤモンド鉱石の資源を何とか買い手が見つからないかと師であるネテリークに相談していた。ネテリークなら長年の宇宙冒険者としての経験と知識でヘクサーギャラクシィ(六角銀河)内での流通の事情に詳しいと思ったからである。

しかしネテリークさえもダイヤモンド鉱石と聞いた途端渋い顔をしていた。

それほどダイヤモンド鉱石はこのヘクサーギャラクシィ内では人気が無いのだろうか?。


「やっぱダイヤモンドはこのヘクサーギャラクシィ内では売れないのか?。」


ザークに宝石として工業用としても無価値と言われても早々に納得出来るわけがない。何かしら売りさばく手立てがある筈だ。折角小惑星並みダイヤモンド資源を手に入れたのだ。このチャンスは逃したくはない。


「私は宝石に関してそれほど詳しくないが。ダイヤモンドという鉱石に関しては売れないというよりはこのヘクサーギャラクシィ内では磨けば光るという概念が無いのだ。元々輝いている石を宝石として加工する傾向がある。工業用で鉱石を磨いたり研磨したり作業する多少はあるが。装飾品、宝石となるとそこまで手間隙かけてまで宝石しようとは誰も思わない。この考えはヘクサーギャラクシィ内のネヴィト(惑星人)特有の考えだ。外の銀河ではそう言った考えはあまりないようだがな····。」

「マジか〰️。ならヘクサーギャラクシィ外の銀河でダイヤモンドを売りさばくてのはどうだ?。それなら問題ないだろう。」


ヘクサーギャラクシィ内で売れなくとも他の銀河で売れれば問題ないだろう。他の銀河でダイヤモンドの価値がどれ程か解らないが。ここよりはマシな筈だ。


「それも難しいだろうな······。」


ネテリークは大翔の考えを冷たく否定する。


「何でだよ!。ここで売れなければ別の銀河で売ればいいだけの話だろ!。まさか利権の問題か?。」


もし宝石となる鉱石を別の銀河に持ちこめばそこの銀河の市場を荒らしかねない。そうなればそこの銀河にいる政府や企業、商会を敵に回すかもしれない。


「利権というよりは輸送料、燃料の問題だな。」

「輸送料?燃料?。」


ネテリークの意外な解答に大翔は困惑する。


「荷物を運ぶのにも金がかかるということは常識的に解るな。大翔。」 


ネテリークの言葉に俺の頭の上に?が浮かぶ。


「ああ、それなら不良でも解ることだぞ。荷物を送るにも金はかかる。」


郵便や宅急便などにも送料で金がかかるのだ。荷物を運ぶにも金はかかる。


「それが何tもある鉱石であるなら尚更だ。だがここのヘクサーギャラクシィ内ではあまり輸送料はかからない。ほぼ無料(ただ)だ。それが何故だか解るか?。」

「?。もしかして無限回廊メビウスが関係しているのか?。」


ここのヘクサーギャラクシィ内では何処からか流れるエネルギーによって宇宙船が動いている。燃料とかは必要ないのだ。一般の宇宙船の燃料にはエリクシル光石というものが必要なのだが。このヘクサーギャラクシィ内ではそれさえも必要とはしていない。


「ご名答。だからこそヘクサーギャラクシィ内では流通がまかり通っており。ヘクサーギャラクシィ内でここまで物流が発展したのだ。宇宙船の燃料を使わない。それはつまり運送にかかる燃料費がほぼないということだ。これもまたヘクサーギャラクシィ(六角銀河)の大きな強みと言えよう。しかしそれと同時に他の銀河との流通もまたそれと同時に完全に遮断している。他の銀河の政府の介入を防ぐためでもある。あくまで無政府だからこそ自由貿易が成り立っているのだ。幾つかの派閥や組織はあるが。基本利権とかはあまり関係なく。流通は自由に行われている。縄張りとかは多少はあるが。ほぼ自由に取引されている。では大翔ここで問題だ。ヘクサーギャラクシィ内では燃料を使わないから輸送料はかからない。だがヘクサーギャラクシィ外の銀河の場合はどうだ?。」

「燃料を使うから輸送料がかかる。」

「そうだ。このヘクサーギャラクシィから別の銀河にいくにも金はかかる。ワープやワームホールを使うにもそれなりのエネルギーが必要なのだ。輸送料や燃料費を含めてもダイヤモンドの流通量、採掘量など換算してマイナス。良くてプラマイゼロ。実質手元に残らないということだ。」

「くっ、じゃ!ザークから譲って貰った小惑星から採れるダイヤモンド鉱石はヘクサーギャラクシィ内で売買するしかないということかっ!?。」

「そういうことだな···。」


それは最早打つ手ないということじゃないか····。

ザークはこれを知っててエヴェルティアで発見した未開の小惑星を俺に押し付けたのか?。

売れない鉱石。ヘクサーギャラクシィ外で売りさばこうにも燃料費、輸送料がかかる。これは馬鹿な不良な俺でも解る。

これは確実に詰んでいると


「ネテリーク。本当にこのヘクサーギャラクシィ内でダイヤモンドを買ってくれる物好きな惑星人(ネヴィト)はいないのか!。ネテリークは植物好きな筈だ!。なら鉱石好きの惑星人(ネヴィト)がいても可笑しくはないだろ!。」


ネテリークの緑の眉が寄る。


「私を前例に出されてもな···。私のような物好きは惑星人(ネヴィト)そう簡単にはいないぞ。銀河からの視点からみても数千万人に一人くらいだろ。」

「くっ、ここまで買い手がいないなんて。」


大翔の唇が苦渋に歪む

俺はヘクサーギャラクシィ内でのダイヤモンド鉱石の売買がこれ程難しいとは思ってもみなかった。

浅はかだった。高価なダイヤモンドは何処でも売れると心の何処かで先入観があったのかもしれない。


「だが、それでも万に一つ確率を望むと言うならソールマギンに向かうといい。」

「ソールマギン?。」



「流通惑星ソールマギン。名の通り流通が盛んな惑星だ。そこではヘクサーギャラクシィ内で活動している宇宙冒険者達が集まり。企業や組織、団体、裕福な個人の惑星人(ネヴィト)などに入手した遺物や鉱物、資源、植物などを売り込む憩いの場でもある。競りもやっている。そこならヘクサーギャラクシィ内にいる全ての惑星人(ネヴィト)が集まるだろう。もしかしたらダイヤモンド鉱石を買ってくれる物好き惑星人(ネヴィト)が現れるかもしれない。確率は極めて低いがなあ····。」


ネテリークの流通惑星ソールマギンの話に少しだけ大翔の中では光明が射す。


「万に一つの確率無くても関係ねえ!。折角のチャンスだ。捨てるつもりもねえよ。ネテリーク!俺は流通惑星ソールマギンに向かう!。」

「そうか····。なら入星許可証をとっておこう。ムムは宇宙冒険者のライセンスを所持しているから問題なく顧客との取引が可能だろう。」

「ああ、頼む。ネテリーク。」


諦めねえぞ····。

大翔は拳を強く握りしめる。

例え価値がない需要がない鉱石、鉱物、宝石であろうと。必ず欲しがる惑星人(ネヴィト)はいる筈だ!。

大翔は必ず顧客を見つけるぞと強く硬い決心をする。


  ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


ぶううううううう··········


「キィ、大翔。あれがソールマギン。」


銀龍号のコックピットの隣席で円球に触れるムムが呟く。


「あれが·····流通惑星ソールマギンか····。」


銀龍号のコックピットの前窓から見える宇宙空間に巨大な惑星が浮かんでいた。。

流通惑星ソールマギンは南西銀河マリンネルにあった。ヘクサーギャラクシィ(六角銀河)で最も流通と売買が盛んな銀河だそうだ。ここでは商いの売買、取引が盛んに行われているそうだ。


流通惑星ソールマギンというイメージとしては何かきらびやかであった。ネオンのような光がチカチカと目の前にみえる巨大な惑星の地上にある所々の近代的な都市に発せられていた。ソールマギンの地上には広大な近代的な都市が外側の宇宙空間からでも垣間見えることができた。


「何かイメージと違うな····。流通惑星ソールマギンていうからには流通が盛んな倉庫が沢山あるような惑星をイメージしていたが。これじゃまるで繁華街やカジノがあるような娯楽施設のようじゃねえか?。。」

「キィ、ソールマギンは普通にカジノもある。ソールマギンは流通が盛んな惑星と同時に特級の惑星人(ネヴィト)が楽しむ社交場でもある。」

「特級?。」

「惑星人(ネヴィト)の中でも財力や技術力や文明レベルが高い惑星人(ネヴィト)のこと。ヘクサーギャラクシィ内ではそれなりの権力を持っている。」


「つまり貴族や財界人ような奴らか····。」


大抵そういう奴等はいけすかねえというのが相場が決まっている。

ここの惑星人(ネヴィト)はどうだか知らねえが。

だがその特級惑星人(ネヴィト)も顧客になる可能性があるならお得意様だな。あまり無礼な態度はとれないな。

大翔は不良としての態度を改めることにした。今は何としても売れない価値もないダイヤモンド鉱石を売りさばかなくちゃいけない。不良としてのプライドもあるが。そのプライドのせいで取引がおじゃんになるのだけはさけたい。気を引き締めなくては。


「何処が出入口だ?。と言うより流通の取引してる場所は何処だ?。」

「キィ、あそこがソールマギンのステーション。あそこからエレベーターに乗って流通ドームに向かう。その場所に多数のドームの建物があって。財界用、商会用、企業用、宇宙冒険者用と各々で流通ルートが取引をしている。」

「なるほど、なら宇宙冒険者や商会や企業同士の取引がごっちゃになることはないということか。」


これは正直有難い。

正直取引売買に関して複雑な知識が必要としたらどうしようかと思っていた。

大翔はソールマギンの宇宙ステーションを通り。エレベーターを通って宇宙冒険者専用の流通ドームに入る。ドームは普通に東京ドームのようなデかさと形をしていた。しかしそのデかさと規模は段違いである。


「ここは宇宙冒険者専用の流通ドームです。身分証をご提示してください。」


冒険者専用の流通ドームの入り口には受付と銃を所持したセキュリティが立っていた。矢張宇宙冒険者が顧客との取引をするのだからそれなりの万全な防犯をしている。


「キィ!。宇宙冒険者ムム。付き添いの大翔。ネテリークの紹介状もある。」


ムムは宇宙冒険者のライセンスカードを提示し。紹介状である昔ながらの用紙の手紙を提示する。

ライセンスカードはともかく用紙の手紙なんて通るのかなあ?。

大翔はそんな不安が頭に過る。


受付はムムの宇宙冒険者のライセンスカードを確認し。ネテリークから貰った紙製の紹介状を確認する。


「はい、問題ありません。宇宙冒険者ムムとS級宇宙冒険者ネテリーク・ゼルダーの商会で宇宙冒険者の見習いの付き添いと確認できました。」


ネテリークの本名ってネテリーク・ゼルダーていうのか知らなかった。よくよく考えたら師であるネテリークに関して何も知らない。どんな種族でどんな惑星人(ネヴィト)なのか?何処に故郷があるのかも全然何も知らなかった。後で聞いてみるか。


「それではどうぞ。直に企業や団体、個人に交渉するのも可能ですが。確実性を望むのであれば仲介人(エコート)を通すと宜しいでしょう。」

「仲介人(エコート)?。」


聞いたことのない単語だ。ネテリークからも教えて貰ってはいない。


「仲介人(エコート)とは資源の提示者である宇宙冒険者と顧客との仲を取り持つ仲介人でございます。双方の交渉を円滑に進める為仲介役をしてくれるのです。」


受付は坦々と大翔に説明する。


「それって手数料とられないか?。」


交渉ごとにも金が必要になってくる。一般常識でそれは学んでいる。


「いいえ、仲介料に関しては宇宙冒険者ギルドから料金は頂いております。これに関しては顧客との交渉、取引を円滑に進めるためでございます。宇宙冒険者は既にエヴェルティア(未確宙領域)で沢山の資源を入手していますから。顧客との流通を滞らせることは此方としてあまり宜しくないので。」


宇宙冒険者専用流通ドームの受付は何処か言葉を濁していた。


なるほど。流通惑星ソールマギンとしては流通の流れを止めたくないのだな。

俺は何とく察する。


「ではどう致しますか?。」

「じゃ、仲介人(エコート)を頼む。交渉事や取引はそれほど得意ではないからな。ムムもそれでいいか?。」

「キィ。」


ムムは首か胴体の境が良く解らない首を頷く。

喧嘩の駆け引きなら強いが。口による交渉事はそれほど得意でない。まあ、不良のなかにも口達者なやつはいなくはなかったが····。


「畏まりした。では此方で仲介人(エコート)用意致します。」

「頼む。」


大翔は受付で仲介人(エコート)を雇い。冒険者専用流通ドーム内で待つ。

巨大な流通ドーム内はまるで株の売買するような場所だった。天井に浮かぶ電子版には数値が刻まれており。多種多様な言語が品名の欄に並べられ。その隣に金額と顧客の名が重ねるように移り変わり数値化されている。

競りというよりは株の売買に近かかった。


「お待たせしました。私はあなた様の担当を務めさて頂く仲介人(エコート)のカリナと申します。」


ぴんぴん

カリナという仲介人(エコートは)は頭に細長い二本の触角のようなものが生えた惑星人(ネヴィト)であった。虫のような触角が生き物のように動いている。


「ああ、俺は地球の惑星人(ネヴィト)の小田切大翔だ。宇宙冒険者の見習いだ。でこっちが正式な宇宙冒険者のライセンスを持っているコジョ族のムムだ。」

「キィ、よろしく。」

「小田切大翔さんとムムさんですね。はい、覚えました。では早速未開惑星から発見した資源をご提示下さい。」

「これだ。」


カリナに小惑星で入手したカプセル入れの鉱石を見せる


「これは······。」


仲介人(エコート)のカリナは大翔が見せたカプセルの鉱石に目を細め絶句する。


「これは····ダイヤモンド鉱石ですね。残念ですが。全ての惑星人(ネヴィト)の顧客はこの鉱石を必要していません。残念ですが取引は無理かと。」


仲介人(エコート)であるカリナは発見した資源の鉱石にたいして冷やかすでも怒るのでもなく。ただただ申し訳無さそうに断りを入れる。


「そこを何とかお願いします!。流通惑星ソールマギンはヘクサーギャラクシィ内の前銀河の惑星人(ネヴィト)が集まると聞いている。もしかしたらダイヤモンド鉱石を買ってくれる顧客がいるかもしれないのだ!。頼む!。」


大翔は誠意を込めてお願いする


「解りました。一応顧客に提示しますが期待しないで下さいね。種類別とすると鉱石ですから工業系と装飾系ですね。」

「種類別?。」

「はい!発見した資源の分類を分かりやすくするために資源によって種類別に申請しているんです。種類的には医療系、科学系、食用系、考古学系、兵器技術系、宝石装飾系、工業系などがあげられます。大翔さん達が発見したのはダイヤモンド鉱石なので宝石装飾系と工業系ですね。鉱石の中でもエネルギーを含んだり。発生されたりする鉱石であるなら医療系や科学系でもいけたんですけど。それなら高値で売れて買い手も早くつくのですが。」

「そうか····。」


仲介人(エコート)であるカリナがいいたいのはエリクシル光石のことだろう。あれなら遠くの銀河で売ってもお釣がくるくらい需要がある鉱石だ。無い物ねだっても仕方がない。今あるものでやりくりするしかない。

大翔は高値で売れる鉱石など考えないことにした。考えても無駄である。


       一時間経過·····


「矢張現れませんね····。」


カリナは残念そうな顔を浮かべる。

解っていたことだが。買い手がいないことに仲介人(エコート)のカリナは本気で残念そうにしていた。


「くっ、駄目なのか····。矢張ダイヤモンドはこの銀河では売れないのか?。ただのカスでしかないのか。」


現実を思い知り大翔の唇が大きく苦渋に歪む。

いや、諦めるな!。考えろ!考えるんだ!。まだ何か手段があるはずだ!。鉱石を磨き研磨して宝石にする概念がこのヘクサーギャラクシィ内にはない。なら工業系でダイヤモンドを利用する方法は?。ここのヘクサーギャラクシィ内ではダイヤモンドの鉱石よりも硬い鉱石がいくらでもある。わざわざ硬い鉱石よりも一段階弱い鉱石を選ぶ必要せいもない。

ならどうする?どうすればいい?。

考えろ!考えろ!!

大翔はありったけの思考を巡らせる。何かしら手段かないかと探りをいれる。


「キィ、大翔····。」


ムムは心配そうに大翔を見つめている

大翔は知恵のない頭で思考をはりまぐらせる

そしてふと頭のなかでネテリークの言葉が浮かぶ。


【異星人(ネヴィト)が混在するこの銀河にとって。物の価値は人によって変わる。植物とて植物に興味あるものなら高値で買い取るが。植物に全く興味無いもの者ならその物の価値はこの地面の転がる石ころぐらいしかならない。】


大翔は頭上に浮かぶ種類別に並べられた多種多様の言語の品名の電子版をまじまじと眺める。


物の価値は人各々。それはいいかえれば使い道も在り方も惑星人(ネヴィト)によって大きく変わるということだ。ならば····


大翔は静かに俯いた顔を大きくあげる。


「カリナ、お願いがある!。」


········


「本気ですかっ!?。」


仲介人(エコート)である惑星人(ネヴィト)のカリナは大翔の提案に驚いて。思わず頭にある細長い触角がぴんぴんとうごく。


「ああ、これで頼む!。もうこの手段でしかない!。カリナ、この方法でお願いします!。」


大翔は誠意を込めて頭を下げる。

不良であった大翔なら今の行動は考えられない。だが交渉事や取引に関しては完全に自分は素人である。仲介人(エコート)であるカリナに頼むしか術はない。

状況を応じて変化しなければ宇宙冒険者として生き残れない。

ヘクサーギャラクシィ(六角銀河)でやっていくことさえも不可能である。

それは不良であっても宇宙冒険者であっても同じことである。


「わ、解りました。でも期待しないで下さいね。正直その方法は誰もやったことはありませんから。」

「ありがとうございます!。」


大翔は再び誠意を込めて仲介人(エコート)であるカリナにお礼を言う。


▩▩▩▩▩▩▩▩▩▩▩▩▩▩▩▩▩▩▩▩


買い手がつかないダイヤモンド鉱石を大翔はある手段を用いて流通惑星ソールマギンに提示する。それは大翔にとって大きな賭けであった。


次回 社会不適合者の宇宙生活 上等‼️


第31話

     『違いの価値』


    不良少年は荒波の海へと飛び込む······

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