第22話 一目惚れ
たった一行で僕の四半世紀を爆発させる君の国
暴徒化した先日の天気予報
バラされた僕の四肢と
溜め込んだ懸想たちが
クレヨンで絵を描いた後の手のひらのような色合いで
君の領土を穢せたなら本望だ
その後好きなだけ
雨に打たれて土に還り
僕は君の国で一番美しい呪いになりたい
ねえ、
幸福以外の感情を与えてよ
誰にでもそう言わせる
君はとんでもないよ
今、すぐに自白すべき
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