猫は気まぐれ死も気まぐれ。

かな

第1話雨の日一人ぼっち。

6月のある日仕事から家に帰るとなんだか家が騒がしくなっていた。

自分の家には2ひきの猫がおり、2ひき共に一番下の弟が拾ってきていた猫だった。弟は昔から猫と言うよりは動物が好きだった。

そんな弟だから、どうやら猫を拾ってきていたらしい。

話を聞くと雨の中道路に一人でいたらしい。

でもそれだけならそれほど珍しく事ではない。

お母さんに話を聞いてみるとどうやらその猫はあまり体調がよくないらしい。

自分も見てみると確かに息の仕方がとてもおかしい。とても不規則に体を動かしていた。目もメヤニで開かない状態になっている。

これは危険な状態だと思い母と弟は動物病院に連れていった。

そこで見てもらった結果猫肺炎と言われたらしい。この後携帯で調べたらかなり死亡率の高い病気で正直驚いた。

薬をもらい、一週間後まで生きていたらまた来てくださいと言われたらしい。

正直自分は助からないと思っていたが弟は絶対に助けたいと言っていた。

そうして数日間薬や子猫が咳を苦しそうに咳をしないか見張りを家族でつけていた。

すると子猫は自分で歩ける位に回復したのだ。ゲージにいれていても脱走しようとするくらいに回復した。

そうして一週間がたち動物病院につれていくと白かった肺が治ってきているらしく随分健康体になっているのだ。

弟はそれが嬉しくて家に帰ったらとても喜んでいた。

助かると思っていなかった自分は珍しいこともあるなーと弟の様子を見ていた。

それから一日くらいだろうか。仕事から帰るとあの日とは逆にお通夜のかような静さが家を包んでいた。

まさか。と思い弟の所に向かったみると死んでいる子猫を弟は吹いていた。

治ったじゃ?と思い母に聞いてみるとその日弟か学校から帰ったきて子猫のか様子を見てみると子猫か激しい咳をし始めたらしい。

弟はもう治ったと思っていた為に慌てしまった。いつも他に側にいたがその日は誰も他にいなかった。

弟は子猫に薬をあげようとした。いつもは母があげており、焦った弟は自分であげてしまったらしい。

そして慌ててあげた薬は猫の喉につまり窒息してしまったらしい。

もう死ぬとは思っていなかった自分は突然だなと思った。

弟は子猫と最後に一緒に寝たいと言ったが季節はもう夏。腐敗など考えてその日の家には庭に埋められた。

しばらくして弟が猫を拾ったとゆう辺りを歩いているとその子猫とそっくりの2ひきに出会った。

親は?と思い回りを見てみると少し離れた場所に親がいた。

やっぱり親もその子猫と似ていた。

なんであの子猫だけ置いていかれていたのかは分からない。

ただ本当に拾って良かったのか。

今でももやもやする。

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