第10話『泣かれるのは対応に困る』
まさか俺が第四王子だと気付いたのだろうか?もし気づかれてしまったなら口封じをしなければならない……非常に面倒な限りだ。
俺は目的の店に行く途中の路地に徐に入った。そこで俺は付けてきた人間と決着する為、待ち伏せをすることとした。
先程まではほんの少しばかり聞こえていた足音は次第に近づき、音も大きくなった。
そして路地に入る角へ来たと思えば……「きゃっ」という可愛い声が俺の胸元で聞こえた。
声の主は総合案内所の受付嬢であった猫人族の
少しばかり経ち、彼女が目に溜めていた涙は次第に退いていった。白目を少しだけ赤くした彼女は少し息を溜めつつ言い放った。
「私に何をしても構わないので、私達を連れて行って欲しいのにゃ!」
俺は突然のことに驚いてしまい、返答をよく考えることなく間髪入れずに「えっごめん」と返答してしまった。
此の返答が間違いであったのは、直ぐに証明されることとなった。
彼女が目に水分を溜めたからである。
彼女の顔が一気に暗くなり、目に水分を溜めた。彼女は堪えている様子ではあったが……数秒経った後に水分を溜めた目のダムはついに決壊した。
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今回、更新が大幅に遅れた上に文量も非常に少なくて申し訳ありません……月末で、しかもここ数日疲れが見られて日を跨ぐことなく寝ることが度々あり執筆時間がなかなか取れませんでした。
今後もこのような事があるかも知れませんが、しっかりと週一更新を心掛けたいと思っております。
是非今後とも『転生王子のハーレム』を宜しくお願いします。
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