第4話ノエリアからの妨害
リアルが忙しくて更新が遅れました!!本当にすいません……
今後もこの様な事があるかもしれません。
少なくとも週一で更新出来るように頑張りますので、今後ともこの作品を宜しくお願いします。
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商会へ向かう前日となった。此れは隠密としての仕事だ。当然目立つことのない様に王城を出立しなければならない。がしかしだ問題が一つある。幼馴染のノエリア・フォン・アエトスのことだ。
彼女は事ある事に俺の側にいて、そしてこの前なんかアリシアとの婚約について猛抗議を受けた。俺は一切話していないし、父も未だ発表していないらしい。
返事に困って「ん〜政略結婚らしいし、仕方ないよ」と言ったら二週間も口を聞いて貰えなかった。
「ごめんよ……今度王都へ一緒に行くからさ」と言った効果か、やっと会話出来たと思えば、結局最後には「浮気!最低!なんで私じゃn……いや……その……ゴニョゴニョ」と怒らせてしまった。
そんな訳で俺はノエリア相手に三年間も嘘を貫き通し、ノエリアからの追及に抵抗する自信が無いのだ。
「アリシアと婚約……商会への出向。あぁ……面倒くさい。」
俺は王城にある自分の部屋で呟いた。
部屋は広く、一人ではとてもじゃないが使い切れない程だ。故になんだか虚しさだけが残ってしまう。
そしてそんな時に大抵相談相手になってくれる、あの駄女神様は最近呼んでも反応してくれなくなった……
「些細な事で呼び出されるこっちの身にもなれ、というより本当に大変なとき以外は応答しない」だそうだ。まぁ本当に大変な時には対応してくれるから優しいのだが……
俺は数少ない信頼する相手、執事のセバスチャンに話しかけた。
「セバスチャン、俺はどうしたら良いのだ」
「我々も協力致します。ユート様はお気になさらず、やり遂げて下され。毎夜お帰りくだされば、なんとかなりましょう」
「うぅぅ……そういうものか」
「そういうものでございます。これくらい出来ずに隠密が務まりましょうか?」
「まぁ頑張るさ」
次の日の夕方、ユートが抜け出す事を知ってか知らずか分からないものの、ノエリアが乱入してきた。そしてそのままユートが出発する一時間前になっても居座っていた。
「あのさ……そろそろお帰りになるつもりはございませんか?」
「ん〜ない!今日は此処に泊まる〜〜」
「ちょっと困るんだけど……」
「まさかあの女を呼ぶの!?はしたない!」
「アリシアのことか?そういう訳じゃないんだがな……」
「なら良いじゃない」
「いや決して良くない。馬車を用意させるから、ご心配してるよ?さっ早く帰ろ」
「なんかやましいことでもあるの?」
ノエリアはジト目をこちらに向けてきた。俺が隠し事をしている際の、感の良さは半端じゃない。
何故俺にここまで固執するのかは分からない。
幼馴染って此処までズカズカとプライベートに踏み込んで来ただろうか?
ため息を吐きつつ、「やましいことなんてない。ましてや十歳にもなって、男女が同じ部屋で一夜を過ごして勘違いされる方が問題だ」と少しばかり威圧的に言ってみた。
「わっわっ私は、勘違いしてもら……ゴニョゴニョ」
「声が小さくて聞こえないけど、ほら早く帰って!」と言うと、ノエリアは「もう!私は良いって言ってるのに!もう知らない!」と言って部屋から出て行った。
これで良かったのだろうか?ユートの中にふと疑問だけが残った。
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今後時系列が合わない事に気づいたので修正致しました
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