ヴィーとディル、立場の違うふたりを運命が引き寄せる。

徹底的に作り込まれた世界観と、随所に張り巡らされた伏線。
魔法は出てこないけれど、騎士や野盗、隠密たちが剣を振るい、王侯貴族が権謀術数を張り巡らせる本作品は、子供の頃に児童文学が好きだった方なら、夢中になること間違い無しです。

聡明で知識もあるけれど平民に過ぎないディルと、どこか浮世離れした雰囲気のヴィー。
おそらく身分が違うであろうこの2人が、運命の悪戯によって奇しくも心を通わせることとなってしまいます。

果たして、このふたりが幸せになる未来はあるのでしょうか。
最後まで見届けたいと思います。

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