第6話  天野凛①

※  少し短くなりますが許してください。








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 真帆とのデートが終わって俺は家についた。家のドアを開け自分の部屋に戻ると、部屋のなかに凛がいた。凛は、俺のベットに足を組んで座っていた。俺を待っていたようだった。

 凛は三人目の三大美女の一人で、成績優秀でほかの二人に比べてクール系の美女。正直言って、三人の中だったら一番タイプ。肩まで伸びる髪に大きすぎず小さすぎない普通の胸。そして、キリッとした目。なんと素晴らしい!


「俺になんかようか?」


「うん。準と一緒にいたかった」


 ヤバい、すっごい照れる。タイプの子に「一緒にいたかった」なんて言われたらヤバい。でもこんな時間に来たのか。


「こんな時間に来てくれたのは嬉しいんだけど、遅くなって親は心配しない?」


「大丈夫。お父さんは何時間でもいて良いって言ってたから」


「そうなんだ……」


 少しは休憩させてくれ……、そう思っていたが凛の言葉を聞いてそんな思いは吹き飛んでしまった。タイプの子恐るべし。そして、自分の部屋に女の子を入れたことがない俺にとってはこれが初めての経験である。そして自分の部屋に女の子を入れるという緊張が一気に押し寄せてくる。

 少しは掃除しとけば良かったなぁ。そう思いつつ俺は凛の隣に座る。すると凛が俺の肩に頭を乗っけて寝てしまった。凛良い匂いがする。ダメだ、理性が……。


 欲望を押しのけ、俺は凛の寄りかかりに耐えている。けっして重いとかではなく、恥ずかしいのだ。さらに、そこに凛の良い匂いが加わった理性が飛びそうになる。

 ここで俺は寝ている凛の肩を抱いて自分にもっとくっつけるように抱き寄せた。その時、「ガチャ」と俺のドアが開いた音がした。ドアの方を見ると妹の春香はるかが入ってきた。


「お兄ちゃん、凛さん。そろそろご飯ですよ……」


「お、おう」


 入ってきた春香は俺と凛の状況を見ると「おじゃまだったみたいだね~」みたいな雰囲気で部屋を出て行った。

 もうご飯か、凛を起こさないとなと思った俺は凛を抱いたまま背中をポンポンとたたいて起した。

 起きた凛はというと、抱きしめられてるのが分かると顔を赤くしながらバッと俺を突き放して部屋を出て行った。俺はさすがにやりすぎたなと反省した。








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 いかがだったでしょうか。今回は少しというか大分短いです。その分次回は書くことが満載なので頑張ります。

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