執筆中にBGMを流すのに抵抗を覚えるようになってしまった。

 よく話題になりますよね。


「執筆中にBGMを流しますか?」


 って。


 ○○○の質問でも時折見かけたような気が。


 それで、皆さんのうちかなりの方が聴いていらっしゃるようです。なかなかにこだわりのある選曲をしている方もいらっしゃいます。


 私の場合はですね。「この間までは聞いていました」。


 何と申しますか、つい最近突然感じてしまったのです。


 ある曲を聴きながら書くと、その曲のイメージに合ったお話や文章になってしまう、と。

 ノリのいい曲をかけていると(下手くそだけど)ノリの良い文章が、しっとりとした曲を聴いていると(イマイチだけど)しっとりとしたお話が書ける事に気付いたのです。


 ちょっとこれは困りました。だってこれじゃなんだか音楽がお話を書いているみたいじゃないですか。

 私という存在は単に音楽を脳で文章に変換してキーボードに打ち込むだけの端末に過ぎないような気がして少しショックでした。


 なので、それ以来極力音楽をかけないで「作業」をするようにしています。


 ちょっと執筆速度は落ちましたが、落ち着いて書けるようになった気がします。



 ただ、「このお話には、この曲のイメージが合うな」ってものがあればかける事はあるかも知れないです。ファンタジーものを書いていればZABADAKの曲と相性が良さそうだとか、まあ、まず書かないと思いますがアクションものを書くとしたら「戦姫絶唱シンフォギア」のキャラソン流すのがいいかな、とかはあります。

 実際に「偽りの星灯火(ほしともしび)」本編を書いている最中はショパンの夜想曲第19番ホ短調Op.72-1「遺作」をよく聴いていました。これがまた救い難いどすげー暗さなんだなあ。


 これからはどうしよっかなあ。

 やっぱりBGMはやめておこうかなあ……

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