『27』

『閃光の荒れ地』スパークバーレン


・状況


昼夜問わず、常に雷雲が空を覆っています。雨は降りませんが肌寒く、湿度が高いです。

地面には黒い石が転がり、その間から雑草が生えています。

よくよく観察すると、石は黒いのではなく、焦げているのだとわかります。

また、魔法に通じているのなら、この地がやたらと魔力が高く、それが雷雲を呼んでいるのだとわかります。


・イベント


落雷に襲われます。

威力は通常の雷と同じ程度、ただしその頻度は十数える内に一つ二つとハイペースです。

当然、背の高いものに落ちやすく、金属を身に着けていると流れも良くなります。

この雷は魔力を元にしたものなので、落ちる直前、予感のようなものを感じることができる人もいます。もし予感できれば、雷を回避することも可能です。

そして合計二百回、回避できればサクセスです。できなければ、例え直撃に耐えきったり、防いだりしたとしてもペナルティです。


・サクセス


回避達成の実績を習得します。

その回避の見事さに、雷の精霊がキャラクターの前に現れ、称賛の言葉と、ボーナスとして追加スキル会得するかを問われます。

会得すると答えた場合、脳に直接電撃を撃ち込まれ、ダイスロールで『1』がでれば永遠のひらめきか、それ以外だと一瞬の感電死が待っています。

また副賞として、雷とその電磁波によって壊れた一切を修理してもらえます。


・ペナルティ


雷雲の下から脱出できたとしても、後遺症が残ります。

道具では電子機器がいかれ、金属が磁石化し、アーティファクトの類も不具合が発生します。

また人体も軽度の静電気から脱毛、さらには突然の人体発火等が起こります。

程度はダイスロールして、出た目が大きいほど被害も大きくなります。

ただし、これらは魔法の影響があるからと言って理不尽なものではなく、適切な知識と処置があれば回避可能なものです。

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