重厚なメカニックと重厚な人間関係

このお話は大枠なくくりではロボット物というジャンルに所属していますが、小説という媒体の特性を最大に活かし、精神面に切り込んだ物語になっています。

ロボット物というとビームがバンバン飛んで、敵の新型が出て盛り上がる……といった展開が多いですが、本作は登場人物たちが何故戦うのか、どうしてそう行動したいのかを中心に、葛藤や焦りといった内面を重く描写します。

かといって戦闘描写がおざなりなことはなく、全長40メートル級のリーゼと呼ばれるロボット兵器が、これまた重量を感じる戦闘を展開します。


更新頻度も多いので、登場人物たちと少しずつこの世界に浸っていくようなお話をお求めの方におススメです!

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