第12話 駄女神の説明 その5

 コウと千代が心良く?力を貸してくれる事になり、心浮かれるエスティ。

 で、そんなエスティとは間反対のコウと千代は浮かない顔をしてます。



 「ねえ、コウちゃん‥‥‥」

 「うん?なんだよ千代」

 「うん‥‥‥あの女神様‥‥‥エスティ

 さんて、大丈夫なのかな?」

 「大丈夫って?」

 「信用できるかって事」

 「う〜ん‥‥‥どうだろうなあ〜」

 「どうだろうなって」

 「まあ、今の俺達にはエスティ(あいつ)しか信用出来る奴はいないからな〜」

 「まあ、そうだけど‥‥‥」

 「それに、今の俺達の力がこの世界の助けになるなら俺はこの世界の人々を助けたい!」

 「コウちゃん‥‥‥」

 「それに、千代(おまえ)に何かあれば俺が助けてやるよ」

 「えっ?///コウちゃん///‥‥‥」

 「あっ///、あ、あ、のな、元の世界に一緒に戻らないと///そ、その///おばさんが心配す、するからな///」

 「///コウちゃん‥‥‥///うん!///」



 なんて二人で最後は恥ずかしそうに話していましたら、エスティが、



 「なあ〜に二人だけの世界に浸っているのお〜(ニタリ)」



 ニヤニヤしながらコウと千代を見つめていますよ。そんなエスティに見つめられて、コウと千代は顔を赤らめて恥ずかしがってます。で、エスティにちゃかされ焦るコウが、



 「あっ、うっ、そ、それよりもエスティ」

 「うん♡なに♡」

 「俺達はこれからどうすればいいんだ?」

 「あっ、そうね〜、まずはここから逃げる事かな♡」

 「「えっ?逃げる?」」



 エスティの「逃げる」に、目を点にして驚く二人に、エスティは



 「そろそろ結界のタイムリミットだから」

 「結界のタイムリミット?」

 「そう。」



 エスティ、左の人差し指を頭上に差しますよ。すると周りの白い静止した世界が、徐々に色づき始めます。



 「えっ!ちょ、ちょ、ちょっと待てよ!」

 「ゴメンね♡もうタイムリミット♡」

 


 全体が色づき出した。すると目の前の巨大なワイバアーンがグググッと少し動く。



 「お、お、おい!俺達、魔法の使い方きいてないぞ!」

 「あっ、そうでした。テヘェ♡」

 「テヘェじゃない!やっぱりエスティ(こいつ)は駄女神だあああ!!!」



 焦り叫ぶコウは千代の手を取ると一目散に逃げます。と言うかワイバアーンから逃げる事ができるのか?二人は?あっとエスティも。

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