糖度高めのイチャイチャ系ラブコメを書きたかったのですが、どこかをミスったせいでヒロイン達が痴女になってしまいました。

しろき ようと。(くてん)

失態①

俺は昼休みの時間に、幼馴染の春香に呼び出さた。


そして今現在、俺と春香はるかは屋上に来ている。



「ふぅ~。風気持ちいいね」


「おう、そうだな」



春香の綺麗な金色の髪が、フワッと風に靡く。


そのせいか、春香の甘い匂いが鼻をくすぐる。


思わずドキッとしてしまうが、それは決して顔に出さない。

……ずっと意識していたなんて言ってしまったら、きっとからかわれるに違いないから。


俺は平静を保ちつつ、いつもの声色で春香に問いかける。



「で、どうして俺をここに呼び出したんだよ?」


「……聞きたい?」


「うん。そりゃな」



気になって夜しか寝れへんくなりそうやわホンマに――


あ、すみません。つい関西弁が出てしまいました。



「最近さ、まー君全然私とお喋りしてくれないよね?」


「っ!そ、それは最近忙しいからだよ」


「嘘。だってまー君友達いないじゃん」



うーんとさ春香さんや。それちょっと気にしてるんやわウチ。


もっとソフトタッチで頼むで。



「それに私が喋りに行っても、絶対避けるよね」



だって距離感おかしいもん。グイグイ来るから俺はいっつもドキドキしっぱなしだ。


マジで距離置いてなかったら心臓が過労死してたね間違いなく。



「ねぇどうしてそんなことするののっ!」


「えっと、その。ごめん」



俺は春香の目の前で頭を下げて、謝罪をする。


あっあと、のが一個多いから変な語尾みたいになっちゃってますよー。



「……やっぱり、名取さんに惹かれてるの?」



頭上からそんな弱弱しい声が聞こえてきて、思わず顔を上げる。


名取真奈なとりまな――友達がいない俺に、最近やけにべたべた絡んでくる女の子だ。


特徴としては胸がデカい。とにかくデカい。



「まー君、やらしい目になってるよ……」


「そっそんなことはないぞ!」



俺が両手を振って否定するも、春香には届いていない様子。



「もうこうなったら、あれをするしかない。」


「えっ?」


「恥ずかしいけど、まー君のためっ……!」


「春香、お前一体何すんだよ――」



そう言いかけて、途中で言葉が出なくなった。


何故か?そこまでして理由が知りたいか?なら教えてやろうっ!






純粋無垢の可愛い幼馴染がいきなりスカートをたくし上げて来たからだ。






しかもノーパン。もう色んなところが大公開時代だよまったく。


ってか突っ込みどころ多すぎやろ。もうホンマに――






なんでやねん。


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