【SS】妹「起きたら巨乳になっていたんです」 俺「そうか」

文月 景冬

第1話「変態」

チュンチュン


妹「zzz」


妹「ん……んん……」パチッ


妹「ふあぁ……」ムクリ


ユサッ


妹「……? なんだか重たい……」チラッ


おっぱい「」デーン


妹「……」


妹「あれ?」



ドタドタドタッ


妹「兄さん兄さん!」バンッ


俺「なんだ騒がしい」


妹「見てくださいこれ!」ユサッ


俺「はいはい。巨乳巨乳」


俺「まったく、朝から下品な奴だな。おふざけがすぎる」


妹「いや、起きたらこんなに大きくなってたんですよ!」


俺「そんなわけないだろ。詰め物だろそれ」


妹「違いますよ! ほら、触ってみてください!」グイッ


俺「いや、まあ、元のを知らんからな……」モミモミ



妹「どうです? 本物でしょう?」


俺「わからんけど、柔らかいことは柔らかい」モミモミ


妹「パッと見ですけどGはありますよこれは……」ゴクリ


俺「ってかさぁ」


俺「お前元々大きめだったじゃん」


俺「それがここまで大きくなって嬉しいもんなの?」


妹「Gに到達するとまた違いますよね。格が1段違うんです。超えられない壁というやつです」


俺「ふーん」


妹「友達にも自慢できます」


俺「そうか」



妹「はっ、こうしてはいられません! 巨乳用の服を買いに行かないと!」ガタッ


俺「いや、その前に学校。このままじゃ遅刻ギリギリだろ」


妹「そうでした……」


俺「巨乳に浮かれすぎだろ」


妹「だって、いきなり巨乳だったんですもん……。それに、合う下着もないです」


俺「あ、そうか。突発的な巨乳だもんな」


俺「俺、女体のなんたるかはよくわかんないけどさ。絆創膏とか貼っておけばとりあえず大丈夫じゃないの?」


妹「まあ、1日くらいなら……」



キーンコーンカーンコーン


先生「よし。HR始めるぞー……ん? 妹は遅刻か? 真面目なあの子が珍しいな」


ガラッ


先生「お、来た……ぶふっ!?」


妹「はぁっ……はぁっ……すみません! 遅れました!」ユサッ


ザワッ


妹「ちょっと、色々ありまして……」


先生「い、色々……あったんだろうな……」チラッチラッ


先生「まあいい。席に座りなさい」


ザワザワ



リア充「おい……おい! 妹ちゃんの胸凄くねぇか!?」


陰キャ「え、えぇ? み、見てないからわからないよそんなの……」


リア充「目を逸らすな! よく見ろあの巨乳!」


妹「……」タプンタプン


陰キャ「す、凄く大きいね……」


ムクムクムクッ


陰キャ「わっ……や、やばっ……」アセアセ


リア充「おい! しっかり勃起させてんじゃねえかよ!w」


陰キャ「だ、だって……」



妹友「おはよー! ってかなにそれー? 凄い巨乳になってる!」


妹「あ、妹友ちゃん。そうなんです! 朝起きたらこんなに大きくなってたんですよ!」


妹友「えー! 羨ましー! そんなことあるんだ!?」


妹友「え、触っていい?」


妹「ふふん。構いませんよ」


ムニュッ


妹友「おおっ! 凄い! 本物だこれ! Gはあるよ!」


ザワザワ


リア充「Gあるって」


陰キャ「う、うん……」ゴクリ



陰キャ「はぁ……はぁ……」


リア充「お前さっきから息荒すぎw興奮しすぎだろw」


陰キャ「お、抑えられないんだよ……」


リア充「なにお前? もしかして前から妹ちゃんのこと好きだったり?」


陰キャ「……」


リア充「うわ! マジかよ! よかったじゃん。目当ての子が巨乳になって!」


陰キャ「う、うん……」ハアハア


陰キャ「あ、もう駄目……」フラフラ


リア充「おい。そんなフラフラしながらどこ行くんだよ」



妹友「でもこれは男子が黙ってないね。ヤバいもん」モミモミ


妹「ちょっと妹友ちゃん。触りすぎですよ」


陰キャ「……」


妹友「ん? 陰キャ? どうしたの?」モミモミ


陰キャ「はぁ……はぁ……」ジーッ


妹「陰キャくん?」


陰キャ「南無三!」ガバッ


ダキッ……ギュウウウウッ


妹「え、えぇ!?」


妹友「うわっ!? 妹の巨乳に顔を埋めた!? こいつヤバい!」


陰キャ「もう死んでもいい……」ムニュムニュ



妹「ちょ、ちょっと! 離してください!」ググッ


陰キャ「はぁ……はぁ……」


妹友「暴走してる! 巨乳を目の前にしてまともな状態じゃなくなってる!」


リア充「発情しすぎだろ! おらっ! やめろ! 捕まるぞお前!」グイーッ


陰キャ「もう捕まってもいいんだ! 今堪能さえできれば!」グリグリ


妹「ひぁっ……」ビクッ


妹友「いい加減にして!」ドスッ


陰キャ「ぐはぁっ……!」ドサッ


リア充「肘鉄!」ワッ


陰キャ「」ピクピク


妹「ほっ……」



先生「陰キャが半身不随でもう二度と歩けないそうだ」


シーン


先生「先生悲しいよ。うちのクラスでこんな問題が起きるなんて」


妹友「で、でも先生! あれは陰キャの自業自得だよ!」


先生「ここまでの仕打ちを受けなくてはならないことだったのか!?」バンッ


妹友「ひぃ……」ビクッ


先生「聞けば事の発端は妹の巨乳だったという」


先生「妹。後で生徒指導室に来なさい」


妹「はい……」シュン



ガラッ


先生「来たか」


妹「はい……」


先生「最初に訊いておこう。正直に答えてくれ」


先生「今回の件、反省はしているか?」


妹「悪いことをしたなとは思います。彼の人生のターニングポイントになってしまいました」


先生「そうか」


先生「しかし、お前が反省しようがしまいがこの巨乳は縮まらん。そうだろう?」グニィッ


妹「ひっ……そ、そうです……」ビクッ



先生「まったく。一晩でどうしたらこんなに大きくなるんだ」モミモミ


妹「あ、あの……先生……?」


先生「食いすぎじゃあないのか?」モミモミ


妹「い、いえ、太ったわけでは……」


先生「こうやって、だな。脂肪を燃焼させてやらないとな。先生に任せなさい」モミモミ


妹「そんなぁ……」


先生「どれ。カロリーを先生が吸い出してやろう。巨乳を出すんだ」


妹「そ、それは……つまり……」


先生「出すんだ!」グイッ


妹「きゃあ!」


先生「なっ! 絆創膏だと……! どこまで男を弄べば気が済むんだ!」ベリッ


妹「い、痛ぁっ……!」ビクッ



先生「巨乳に似合わない綺麗な乳首じゃないか。少し赤みがかっているが」ツンツン


妹「そ、それは今先生が勢いよく剥がしたから……」


先生「先生のせいか! それはいかん!」チュウッ


妹「あっ!」


先生「優しく吸って舐めてやるからな。安心しろ」チュウチュウ


妹「……っ……くぅ……」ビクビク


妹友「先生ー。やっぱり妹は悪くない……」ガラッ


妹友「ってこいつもかーっ!!!」ドスッ


先生「ぐえぇ!?」ビターンッ


先生「」グテッ


妹「い、妹友ちゃん……」ハァハァ


妹友「妹、大丈夫!? ほら! 逃げよう!」グイッ


タッタッタッ



教頭「昨晩、先生の死体が生徒指導室で発見されました」


シーンッ


教頭「心当たりのある生徒は速やかに申し出てください」


教頭「私達としても大事にはしたくないのでね」クイッ


妹(妹友ちゃん……)チラッ


妹友「あわわ……」ガクガク


妹「……」


スッ


妹「私がやりました」


ザワッ



教頭「ほう、君が。どうやって?」


妹「巨乳で誘ってそのまま殺しました」


教頭「ふむ。現場の状況とも一致しているね」


教頭「よろしい。君は殺人鬼だ」


ザワザワ


妹「……」


妹友「妹ぉ! あんたは違うでしょぉ!? 妹ぉ!」


教頭「連れていけ」


警察「はっ!」


妹「……」スタスタ


妹友「妹ぉーーーーっ!!!」

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【SS】妹「起きたら巨乳になっていたんです」 俺「そうか」 文月 景冬 @Fuzukie

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