マリー(2)

姉さんはここです ご主人様!



姉さんの状態は深刻だった

何も知らない私が見ても とてもこれでは…


姉さんがゆっくり目を閉じた。


そうね。今日は月が眩しいから



私はボタボタ涙を流す



姉さんがどんどん小さくなっていく




最期に姉さんが

なんか言いたそうにしたから

私はご主人様をひっぱった


そしたら姉さん

微かだけど何か言った

だめよ姉さん それじゃ私にも聞こえない


あまりに耐えられなくて

長いこと喋ってないから うまくでるか

わからないけれど

私は姉さんにひっついて


お別れの 「 」 をいった



姉さんありがとう

姉さんごめんなさい

いろんな感情が湧いてきて

うまく言えないけれど


私がご主人様を守るから


任せてください


貴方からのバトン


確かに私が受け取りました



姉さん

ありがとう

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