コウモリと外来種

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　俺たちの親方はコウモリだ。薄汚い小さな部屋で暮らし、夜になると活発に作曲家ネットワークを飛び回り、協力を得ながら曲を作る。そして曲を作り終えると、パソコンデスク前の椅子から打ち合わせ用ソファまで降りてきて、丸くなって眠る。

「お疲れ様でした」

　メンバーの中でも外来種な俺は親方たちにとっての異国の言葉を口にしながら、親方の体にブランケットを掛けた。他のメンバーが様子に来るまでおやすみなさい。