第19話妄想に悩まさせる日々

友里の衝撃的な発言から、僕は普通に考えればあり得ないような妄想に悩まされることになる。


実は二人はこっそり連絡先の交換をしていて、僕の知らないところで愛し合っているのではないかとか、水田君が電話で言っていた性行為とかを二人がしていることを想像したりとか、猛烈な嫉妬に僕は狂わされていた。


友人の太田くんに相談?愚痴を溢したりしたけど、流石に先の妄想のようなことを話すと「流石にそれは考えすぎだよ」と呆れられてしまった。それでも、僕が普通ではない状態に陥ってしまったことは確かだった。


こんな嫉妬に狂うような状態になるとは自分でも考えていなかったし、今振り返ると自分は本当にアホだったなとは思うけど、本当におかしくなっていた。

それこそ、本当に隠れて会っていたりしたら、「殺ってやる」位の異常な精神状態であった。

こんなに醜い自分が嫌になった。嫉妬は人を狂わせるんだなあ。。。


また、女性目線と男性目線では違うかもしれないが、水田君に会ったことがあり、僕の実家の近くの寮に住んでいた会社の友達に彼が「ハンサム」かどうかを確認するくらい恥ずかしげのないこともしていた。


まあ、それぐらいこの頃の自分は狂っていたのだ。良く犯罪をおかさなかったなぁと思うわ。自分の黒歴史だよ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る