第7話幸せに浸っていた僕

次のデートは、どうするか考えていたが、話題の映画である【タイタニック】が上映中だったので、友里に映画を観に行くことを提案した。

 僕が考えた彼女を誘う口実は、話題のタイタニックを観たいけど、男性だけで観に行くのは恥ずかしいので、一緒に観に行って欲しいというようなことだった。

彼女は、既にこの映画を観たらしいが快く承諾してくれた。それに対しても、優しい女性だなと更に彼女に対する好感度がアップしていくこととなった。

 映画を観に行った後、次は少し遅い初詣や、彼女の地元の方に愛車で迎えに行ってドライブデートを重ねたりして、いつの間にか僕は、彼女と付き合えるという感覚に陥っていた。そして、彼女とドライブで訪れた観光地で、彼女の写真を撮ったりしたが、その写真を社内研修で仲良くなった人に見せたりして(ほぼこの人と付き合ってますみたいな)、浮かれていた自分がそこにいた。

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