第26話 混沌渦巻

-息のしづらい世の中だ。


大人になり、自由さが増し、何にでもなれると思っていたあの頃。

蓋を開けてみれば、光が差す場所など僅かで他は混沌とした闇が広がるのみ。

混沌とした日常に折り合いをつけながら生きるのも自身を騙し続けているようだ。


-吐き出せない想いが溜まっていく


常に、説明のし難いドロドロとしたモノが内側で渦巻いている。

吐き出したい気持ちもあるが、これも私を形作っている一部なのだとも思う。

見えるものが多くなればなるほど己の小ささを知る。

先の見えない今世だが、懸命に自分を見つけようと模索しながら日々を送れば、見えてくるものもあるのかもしれない。


-さまざまな生き様がある。


自分を一番理解できるのは自分だけ。

自分を奮起させることができるのも自分だけ。

自分に終止符を打てるのも自分だけ。


-他人がどうこうではない。


他人に核心を救ってもらうおうとするな。


そして、自分に対しての希望は一生捨ててはいけない。



-己で自身を見極めろ。


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言の葉標本 千夜 @sennei

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