第23話 二人の関係

「で、隼人。なぜ、隼人の部屋に学年一の美少女と言われている白崎さんがいたんだ?内緒で付き合っていたりするのか?」

「それは…。付き合ってはいない。」


白崎さんは、翔が言ったことに頬を赤く染めながらも、何か考えているようであった。

(ふへぇぇ~。高木さんのお友達。翔さんは何を言っているのでしょう!私が高木さんとお付き合い…。恥ずかしいです…。でもきっとそんな関係もいいんだろうな…)

きっと、翔に言われたことに対して、僕と一緒にいることが自分にどのような影響があるのか考えているのかな?


その間に僕は、翔に本当のことを話した。

白崎さんをチャラ男から助けたことで、白崎さんがお礼ということで料理を作ってくれたこと。今まであったことを言葉で正確に話した。

「なるほどな。隼人が言ったことはわかった。お前は嘘はつかないから信じる。」


「白崎さん?大丈夫。考え事してるの?」

「はっ!?大丈夫です。少し考えてごとをしていました。」

「そういえば、白崎さんがつけているそのネックレス可愛いね。結構高かったんじゃないの?」

「これですか?そうですね。本当は買う予定はなかったのですが私がこれに一目ぼれしてしまい…。でもお金もなかったので買わなかったんですけど、高木さんが私にとプレゼントしてくださり…。私の宝物です!」


「えっ、嘘。ねぇ、隼人くんがプレゼント?隼人くん体大丈夫なの?。熱とかないの?」

「おい。綾。それはさすがに言い過ぎではないか?」

「それはごめんね?でも、隼人くんは女の子にそんなことしないと思っていて。結構一緒にいたけど、隼人くんが女の子に興味をもって接してるイメージが正直ない。初めてでしょ?」

「まぁ、綾の言うとおりだけど…。」

「隼人くんはついに女の子に興味を持ってくれたということでよね?」


綾がこっそりと耳打ちしてくる。


(で、本当のところどうなの?白崎さんのことが好きなの?)

(いやいや。確かに白崎さんと一緒にいるのは楽しいし、時間があっとゆうまにすぎちゃうしね?可愛いなって思うところもいっぱいあるし。でも、僕なんかが付き合ったら白崎さんの株に傷がついちゃうよ。それに、僕は好き?っていう気持ちがよくわかあらない)

(それで充分だと思うけどね?でもここまで隼人くんが変わったのは白崎さんのおかげなのかな?白崎さんもまんざらでもなさそうだし、ここは翔と一緒にひと肌脱ぐか!後で相談してみよ!)


僕は、綾が何って言ったのか聞こえなかったが関係ないと思いそのまま気にしなかった。

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