特命!稲垣 卓 DTを捨てる

第1話 プロローグ

　−某年三月−

　一瞬で過ぎ去ったこの三年間の高校生活。何も進歩せず、中学生の頃に夢見てたセ○レは愚か、彼女でさえも長続きせず周りはどんどんヤりまくってるのに自分は仲間に入れない。こんな特に無意味な三年間を過ごしてきた俺が、大学生デビューをする。

　今日はこんな俺の大学の入学式前夜を紹介しよう。

　−某年東都大学入学式前日−

　明日はいよいよ入学式当日。数日前にこのアパートに引っ越してきて、完全なる一人暮らし生活となる。ここなら親に怯えてオ○ニーする必要もない。と言っても現在は大学生活への期待を膨らませるために禁欲中だ。今日は昼間に明日の準備も終わらせて今からは大学生活のイメトレの時間である。

　俺は、スマホでYouTubeを視聴する。最近ハマってるのは『○曜から夜●かし』スタイルのインタビュー形式の動画だ。なぜなら、JD（女子大生）がよくインタビューされて下ネタ質問に答えてるからだ。こうゆう動画を見ると自然とムラムラしてきてしまう。しかし、ここで抜いたら数週間の禁欲生活が台無しになる。ついつい肥大化しつつある股間に手を伸ばしたくなるが我慢する。動画を数十分見た後に明日からの生活を妄想しながら就寝した。

　ここから、稲垣 卓 十八歳のDT（童貞）の卒業作戦がはじまる！