左手の薬指、きらりと光る指輪。


銀色に磨きあげられた、指にぴったりの輪。その上で輝く、ダイヤモンド。


まだ慣れないその重さは、証だ。今まであなたを愛してきた、証。これからあなたを愛していく、証。永遠に隣を歩いていく、証。


幸せの瞬間を閉じ込めたリングをみて私は、また泣きそうになる。


だって、今もこんなに幸せなんだもん。

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