作家さんを動かすもの
作家さんには、何かしらの事象にふれ心が動いたとき、それを書かずにはいられない性格のかたが多いように思います。わたしはそのひとりです。今回は、そんな書き手目線からのお話です。
読者さんからいただく、PV(=読む)、応援の🤍、コメント、レビューは、そのどれもが、書き手の感情を動かします。すべての根っこにあるのは、「自分の作品を読んでもらえた」のよろこびです。量や質は関係ありません。読んでもらえたことが、何よりもうれしいのです。その気持ちが原動力となり、新しい物語を生み出す作家さんもいるかもしれませんね。わたしはそこまでの創造力は持っていませんが、「書きたい」という衝動にかられるくらいには、作家をしているようです。それをぶつけるには、エッセイはうってつけ。起承転結さえおさえれば、あとは心のままに書けばいいだけですので。
作家さんが物語を生み出すやりかたは、人それぞれです。何かに影響を受ける、資料を調べ尽くす、言葉がわいてくるのをじっと待つ、など(わたしは、言葉がわいてくるのを待つタイプです)。ですが、「書く」を促すものは、「事象にふれる」が唯一であるように思うのです。そのときの心象を、どんなかたちであれ書かずにはいられないのが書き手なんですね。
読者さんからの応援は、とても大きな事象になります。思いがこもっていれば、より大きな事象に。読んでもらえただけでなく、「読みました」のそのひと言が、書く力を生み出してくれるのです。
ここまで書いて、ふと「もしそうであれば、応援という事象をもたらす読者さんは、実は物語の送り手でもあるのでは……?」と、そんなふうに思いました。
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◉Point
作家さんは、読んでもらえるのが一番うれしい。
応援が新しい物語を生み出すことも。
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つづく
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